オチがなくてよい日記

思っていることをできるだけ取り繕わない形でかくばしょです。日記はむりなので週記くらいにしたい。

東方NEO POP STANDARDのライブレポート書くのを手伝って石鹸屋のライブレポートはフル尺で一旦書いた話

f:id:nishikawa_huton:20200417021957p:plain

 

https://touhougarakuta.com/index_interview/20_neopop_live_report/

 

 先日、東方我楽多叢誌さんに掲載になった「東方NEO POP STANDARD」のライブレポートを少しお手伝いしました。
(西河紅葉さんの見守りで僕も現地に行っていたので)
(あっなんかスッキリの天の声さんと南キャン山ちゃんの関係性で行くんですね)

 

 全体的にえふび~さんと「こここうした方が良いんじゃない~~~?」「この表現どうする~~~」「ここ思いつかないね~~~」みたいなやつをちょろちょろっとやりました。最終的に2万字位になったみたいですが、元々確かもっと書いてあった気がするのでえふび~くんやべえな。圧。

 

 で、えふび~くんから「お前、石鹸屋のオタクだったよなあ????????」と、圧をかけられたので「そうだが??????????????????」とはてなマークを倍にして返したら、なぜか石鹸屋パートを一旦全部書くことになってしまいました。どうして。

んでもって一旦書き始めたら「お前は石鹸屋だけで何文字書くつもりだ??????????」って文量になったので、一旦えふび~くんに渡していい感じに纒めてもらったのが、現在掲載中の石鹸屋パートになります。現在のヤツのほうが確実にスッキリしていて読みやすい。

 

 そんなこんなで、修正前の文章を此処に一旦残しとこうと思います。雑記程度にご覧頂ければ幸いです。

 


~~~~~~~~~

 

 

 誰も居ない舞台に出囃子が流れ始める。「LIVE PHANTOM」。おなじみの曲に合わせて一人づつ、また一人づつヤツらが現れる。その片手にはコロナビール。ステージの上で交わす乾杯。

 これは弔いと祝いのさかづきだ。一つはこの場に集まることが果たせなかった者たちに対して。もう一つは、それでもこの場に、形が変わったとしても、集まりあえたことに。決して丸くはなりきれなかったこの場に捧げる杯の口には、満月(レモン)ではなく半月(ライム)が刺さる。

 

 

 「っっしゃあいくぞーーー!!」の叫びから始まるのは「無生命サーフェス」。

 もう嵐だ。一音目からいきなり疾風怒濤が吹いた。そうとしか言いようがなかった。

 「ギターの返しをもっとくださーーーい!!!」思わず秀三が叫ぶ。一撃目から火がついた彼らのサウンドは激しく暴力的で、その嵐に彼らすらも巻き込まれていた。初手から彼らはこの静岡に狂気の篝火を灯すことに成功したのだ。

 

 

(写真)

(秀三「石鹸屋あるあるその1、本番でテンションが上りすぎてリハと全然音が違う現象」)

 

 

 続けて始まる「化かせ八百八狸囃子」、ここは宴だ祭りだと言わんばかりの選曲に、コメント欄も「おどれや歌え」と文字で沸かす。

 Gt.小林ヒロトのギターソロ、そして「あと俺!」と秀三も入ってきてのツインギターシンクロに、滾らない男の子(性別とかじゃない、お前がこの音に男の子を感じたらもうお前は男の子なんだ)は居ない。こんなもん聞かされて俺たちは化かされて踊るしか無い、ストリーミングライオットを起こすしか無い、してやられ続けている。

 

 

 続く「リバース・デス」、で秀三はサビを歌わない。

 

「をーギロオデイの陰 をーギロオデイよ見」

 ライブではこのパートはフロアが叫ぶものだ。目の前の誰も居ないフロアを見てそれを行うボーカリストは愚かなのか?いや違う、彼は完全にフロアを見ていた。コメント欄というフロアをはっきりと見た。絶対に帰ってくるという確信を持ってして、3曲目に漸くサビをフロアに委ねたのだ。

 

 

 無観客になる前からこのセットリストを組んでいたという。即殺セット。ウィルスに冒される前に我々のことを始末してくれるそうだ、なんと有り難いことか。

 「(今日の演奏は)今は効かないですけど100日後にはコロナにきくようになってます」とは秀三の弁、生かして殺して、もう好きにして欲しい。

 

 

 「地獄の端にて君を待つ」では、僕は初めて配信ライブというものの特異性を見つけた。それは、絶対にフロアの人間からは見れない画角を、高い解像度で体験できることだ。

 この曲の2番Aメロは、演奏が静かになり、秀三の歌い上げが非常に映えるパート。ぼくはここが、ある意味、ボーカルのソロパートだと思っていた。でも違う、コレはボーカルとドラムの会話だったのだ。秀三とhellnianは明らかにサウンドで会話をしている。それを内山のベースがしっかりと支える。その画角を抜いたこのカメラワークに、僕は強い感謝を述べたい。

 この曲には本当にメンバーそれぞれに見せ場がある。サビ後のDr.hellnianのタムロール、それに呼応するBa.内山のベースライン(社長殺しーずの殺し合いだ)、あからさまに“エロい”としか言いようがないGt.小林のソロパート、そして秀三の伸びやかな歌い上げ。それぞれを集中してみることの出来るこのカメラワークこそ、実は配信だけが享受できる、「特権」なのかも知れない。

 

 「デカルトの向こう側へ」では、彼らは画面の前に手拍子を求める。この短時間でこのバンドはストリーミングライブを完全にモノにした。モノにした?いや、コメント欄をフロアから「ハコ」に変えたんじゃないか?

 『エモエモだね……』

 『エモじゃねえ!ロックだ!』

 コメント欄で、こんな風景を見た。前者のコメントをする彼は、もしかしたら石鹸屋について詳しくはないのかもしれない。それに対してライブ勢が応える、慣れていない人間には明らかにタダのマウントに見えてしまうかも知れない、でもそうじゃないんだ。こんなやりとり、俺はライブのハコでしか見たこと無いんだ。それがコメント欄で見れること、ステージのアクトに対してフロアは最高の盛り上げで応える、そうして一つのライブが出来上がる、一つのハコを揺らすんだ。



 「(フロアにお客が居なくて、対バン相手しか居ないこの状況が)我々にとってはひどく懐かしいものに感じますね」、そう言える彼らの東方サークルとしてのキャリアは、言わずもがなこのライブで最も古株だ。

 でも彼らはロートルじゃない。常に全力だ。そうじゃなきゃこんなにライブのテンポは上がらない。いや、違う、全力の出し方しか知らないんだ。りんごを優しく握ることが出来ない、0と1でしか無いのかも知れない、でもそれこそがロックなんじゃないのか?

 こんなに楽しそうに彼らはロックをやる。

 

 「ってゐ!!」のかごめかごめパートで、バンドと、実際のフロアと、コメント欄というフロアは完全に一体化した。フロアも大声で叫び、なんと「画面の向こうの奴ら」も大合唱だ!あまりにも大合唱だったから、その音が秀三の声帯を通してウィスパーボイスで聞こえてきたくらいだ。

 コレがこの「ってゐ!!」って曲の良さなんだ、みんないっしょに手を上げて、ロックが出来る。

 

 既に俺たちは殺されて生かされてもう1ループして、もう何が何だか分からない、そんなところにドロップされる「さっきゅんライト」が、俺たちを完全な夜空に導くことは、その“ハコ”にいる全員が理解していたに違いない。

 前から思っていたが、現体制の石鹸屋は、現行の東方アレンジサークルの中で、もしかしたら最も「治安が悪い」可能性がある。ギャングみたいなバンドだ。東方で一番古い生音のバンドが、今でも最高に悪くて渋くてカッコいい音を出し続けていることを、改めて俺たちは見つめ直さないといけないんじゃないか?

 

 『瀟洒瀟洒瀟洒瀟洒!!瀟洒瀟洒瀟洒瀟洒!!』
 『瀟洒瀟洒瀟洒瀟洒!!瀟洒瀟洒瀟洒瀟洒!!』
 『瀟洒瀟洒瀟洒瀟洒!!瀟洒瀟洒瀟洒瀟洒!!』
 『瀟洒瀟洒瀟洒瀟洒!!瀟洒瀟洒瀟洒瀟洒!!』

 

 こんな弾幕、2020年にもなって見られるなんて思わなかった。

 

 石鹸屋に関しては、ハッキリ言って現地の記憶がない。当たり前だ、10tトラックに轢かれたようなもんだ。そんなアクトをぶつけられて何が残るっていうんだ?レポート書く時にアーカイブが残っていて本当に本当に良かったと再生したら、Youtubeにも10tトラックは突っ込んでいた。なんなんだこのバンド。

 彼らは間違いなくこのストリーミングを破壊し、ライオットを起こさせた。ひでえ話だ、一番歴がなげえサークルが一番爪痕を残していきやがった。ああ、でもそうだったわ、関係ないんだよなそういう事。

 

 石鹸屋ってそういう奴らなんだよ。だからどうしても好きなんだ。

 

 

2019年本当にお世話になりましたの話

まじで今日本当に大晦日なの?????って思ってコミケに行って帰ってきたけど、TVでガキ使と紅白がやってて「多分大晦日なんだな…」という気持ちにようやくなってきました。コミケに参加された皆様お疲れさまでした。

 

改めまして、本年も様々な方にお世話になりました。毎年ながら沢山の方におんぶに抱っこで生きているのですが、今年はもう更に沢山に人に教えを乞うて生きることができたという感じです。本当に本当に有難うございました。

今年は本当に激動の一年というか、振り返ると「えっこれ全部今年?????」という感じで、未だに実感が無いことが多いです。

改めて思うのは、まあ本当に「同人」、同じ人達にめちゃくちゃ助けられた一年、通じてこの一年のために過去の十数年のぼくの同人があったのかもしれないなということ、

そして、ぼくは本当にたまたまいい場所に居させてもらうことが多い、それは最早能力かもしれないので、この能力をもっと人のために活かすべきだという気持ちが強くなってきたこと。そのためにはアクセルを一段、二段踏む必要があるなというところ。

こんなことを沢山考えられる一年でした。生きていると、ずっと同人やってるとすっごい面白いことがあるよ、というのは昔の僕に今すぐにでも伝えたいことです。
オタクで良かった、人の形を保っていてよかった。

 

 

来年も様々な方にお世話になりつつ、色んな形で御恩が返せればと思っています。
来年もなにとぞよろしくお願いいたします。

 

東方ステーションと東方我楽多叢誌を手伝っていますの話

 はい!タイトルのとおりです!

 

 既にお気づきの知り合いの方は多いかと思いますが、現在「東方ステーション」と「東方我楽多叢誌」の裏方として手伝いをしております!
 裏でやっていきをしていました。
自分でも一番ビビってますね、まじでなんでこうなったんだ。



・なんでこうなったんや??

 発端は去年10月の博電会の宣伝で、東方ステーションに出演したやつ。

 「今後も同人ソムリエさんみたいな感じでゲームを紹介出来ないですか」という話から始まり、そこから「こういう事を今後取り扱いたいんですけれど、詳しい方をご存知ないですか」みたいな話の取次をするようになり………。

 その流れで、依頼を受けて東方ステーションのADとして放送のお手伝いをしています。

 

 我楽多叢誌に関しても同じで、取次などするようになった流れで手伝ってる感じです。我楽多と東方ステーションはだいたい同じなので。流れ的には、他のゲームサークルさんから依頼を受けてゲームのPV作って、ってやつとおんなじですね。



・何で今更言うことにしたんや

 前に出たくない(嘘。エッチマンが関わってるメディアみんな嫌やろっておもった)ので、ずっと隠してよ…インターネット怖いし……、思っていたのですが、昨日の放送アーカイブを見て「流石にここまでスタッフとして声乗っちゃってたらしらばっくれるの無理だろ」となりました。

 あとは、最近ステマとかが話題になり始めたので「ワイの素知らぬ顔したバレバレ我楽多記事RT、これステマに見えてるんちゃうか………?」って思い始めてしまい…。不誠実だなと感じたのと、自分の関わったものなら気持ち良くRTしたいなってなったので。

 

先んじて聞かれそうなことだけ書いときます。

 

・我楽多と東方ステーションで何してるんや??

 なんか許可取りとか素材づくりとか記事の企画立てたりとか依頼したりとかそういう。

わりと放送っぽいこと実は前からやりたかった(ちょっと配信系の仕事をしたい感情があった)ので、生放送の裏方やるのは普通に面白くてやばいですね。
 実際実働しているのはプロの皆様なので、その仕事を横で見れるのは普通に得をしています。あと、上海いったり(初回の方)、イベントの取材いったりもそう。

 例大祭の座談会とか居させてもらえたりして、本当に「あ、俺明日死ぬのかな?」みたいな風神録新参東方オタクの夢を見て生きています。ずっと東方が好きでほんとうによかった。初めていった例大祭で雨の中紅楼朱夢とスーパーシャッターガールを列にならんで買ってた11年くらい前の俺見てるか????お前は11年後なぜかまりおさんの横でマイクラのセッティングをしたりするぞ?????なんでだ??????



・我楽多叢誌に関わってるって事は、博電会とか古文書会とかは公式って事ですか!???何かかかわりがあるんですか!???????

 いやそんなわきゃない。
 当たり前ですが、サークル含め、あれはにしかわ個人がやっている同人活動なので、全然関係がないです。そういうのはすごい困るのでまじでやめてね

 とはいえ、我楽多とか東方ステーションなどがキッカケで知り合えた人には普通に「古文書会来てよ!!」「博電会遊んでってよ!!!」などは言っていきますけども。せっかくなので。逆に自分のやってることで得た知識も、あっちの方に還元出来たらいいですしね。

 

 

 そういう感じです。今後は関わったものに関してはにしかわのアカウントでキチンと宣伝をすると思います。

 過去のぼくの文章などを見て、記事をよかったら書きませんかとお誘いいただいたのは本当に有り難かったです。

(にしかわさんは前に出た方が良いよとDiscordでアドバイスをくれた某T氏と、アナタは早くブログを始めた方がいいと強く勧めて下さった某M氏と、インターネットの文章にはインターネットの文章にしかない面白さがあるとブログをよんで僕が勝手に学ばせてもらった某T氏には本当に感謝しています)
(他にも相談した人とか応援してくれた人とかめっちゃありがとナス)

 

 そんな感じです!言えてスッキリ!

 まあ言うてそんな今までと活動変わらないので、コレからもよろしくお願い致します!





 あ!我楽多叢誌で記事を書いている西河紅葉さんは生き別れた双子の兄弟なのでぼくではありません!!!違う人です!!!!何故かめっちゃ連絡とれるけど!!!!!!TAGさんとSUPER STAR -満-さんくらい違う人です!!!!!わかむらpとoikawa先生くらい別の人なので!!!!!!!!!そういうかんじでお願い致します!!!!!!

 

 (カミングアウトしたのにその設定まだ要る?????)

岸田教団のライブレポートを書いて送った話

久々にこのブログ開きましたね。大分空いていてすみません。
またゆるゆる再開したい。

 

 

 

岸田教団のライブレポ投稿企画、発表になってましたね。
実はコレ投稿してたんですよ!!負けてしまいました、くやしい。大賞のゲンさん、Twitterで見たことあるし評論系の人って知ってたので、取って当然!ってところはあれど、でも悔しいですね!

特別賞の人もそれぞれの曲に思いのたけを書いてたり、やっぱ女性の文章はいい感じにプリミティブ感情にドリフトするのが上手いなあと思ったりして負けを痛感しています。でもくやしい!


これ、知り合いが「書く」って言ってて、「にしさんも書かないんですか」ってずっと煽られてて、締切日にようやく火が点いて「おおおおやったるわ!!!」っつって書いたりしました。結果締め切り5分過ぎたんですけど。

なんにせよ、これを書いたのはめちゃくちゃ自分にとっていい経験になったので、今後もこういうことはやっていきたいと思っています。自分の書いた文章が好きなバンドの人達に目を通してもらえたってことが非常に嬉しいです。有り難い。

投稿の規約見たけど、投稿した文章を他で公開しても良さそうなんで、供養も兼ねてここに置いておこうと思います。結構気に入っています。

 

 

ーーーー

「岸田教団ライブ「MOD」FINAL レポ」

 

 

おい、お前、ウソだろ?あの岸田教団の川崎ライブに行かなかったのか?

次の週に例大祭があるから?先週ライブに行ったから?最近の岸田はプロになったからよくわからない?うた祭で聞けるからいい?

東方アレンジって何年前の話をしてんのかって?令和だよって?

 

 

岸田がチッタに立つ。

それにどれほどの意味があることなのか。

お前がもし元ニコ厨で、元東方の厄介オタクで、FloweringNightとかいうライブに行ったことがある人間だったのなら、流石に分かるよな?

 

あの岸田教団が東方アレンジ"だけ"でツアーをやったんだ。東方アレンジ"だけ"だぞ。

しかも4ヶ月前に一度、新作を引っさげたツアーの初日に、既に一度、12年目にして初めての東方アレンジだけのライブをやってる。

二度目だ。既にやっているんだ。それを受けてのツアーなんだ、そのファイナルが川崎CLUB CITTA'だったんだよ。

「俺たち」を呼んでたってことが分かるよな?

 

 

なあ。お前、俺の言葉の意味がわかるんだろ。わかるんだろ?なんで来なかったんだ? もう一度言うよ、なんで来なかったんだ?

 

---

 

2019年09月28日。

川崎CLUB CITTA'で、岸田教団&THE明星ロケッツによる『東方アレンジ限定ライブツアー"MOD"』のツアーファイナルが行われた。

数々のアニメOPを手掛け(先日「とある科学の超電磁砲T」のEDを担当することも発表された)、シーンに確実に楔を打ち込み続けているメジャーロックバンドである彼らが、そのルーツである「東方Project」アレンジ曲のみでライブツアーを敢行した。

なぜ今、なぜこのタイミングで。メジャーの側面から彼らを知った人々はそう思うのかもしれない。

 

彼らはワーナーミュージック・ジャパンと契約するプロのロックバンド「岸田教団&THE明星ロケッツ」であるが、

同時に、東方Projectを愛する東方アレンジの同人サークル「岸田教団&THE明星ロケッツ」だった。

そんなことってあり得るのか?驚くべきことにあり得た、あり得てしまった。このライブはその証明だった。

フロアに、シーンに、世界に向けて今一度「俺たちは東方アレンジの岸田教団&THE明星ロケッツだ」と叫んだのだ。あのフロアに居た私はそう確信している。

 

 

PC98からWindowsへ移った最初の東方作品「東方紅魔郷」の、最初に流れるタイトル曲「紅より儚い永遠」で彼らは入場した。

それはストレートな愛の表明であり、同時に、ココから新たに"東方アレンジを仕切り直す"という意思表明のようにも感じられた。

曲が始まる前からもう既に私は「そんな真っ直ぐな愛の告白するようなバンドじゃなかったじゃない…!」と既に感極まっている、

 

MCもなく始まった一曲目は「SPEED GRAPHER」。特徴的なイントロに、フロアが歓声を上げる。アレンジ元の原曲「風神少女」は大きな翼を持つ鴉天狗のキャラクター、射命丸文のテーマ曲だ。そして、射命丸文の幾つかあるテーマ曲の1つをアレンジしているのが岸田教団の代表曲「明星ロケット」だ。「SPEED GRAPHER」の歌詞にも明示的に「明星」という単語が使われている。

岸田教団&THE明星ロケッツが東方アレンジのライブをやるなら、そのファイナルであるなら、一曲目はこの曲しか無いのだ。観客もそのことを一瞬で理解し、待ってましたと言わんばかりの歓声を上げる。

爽やかなアッパーチューンから続いて激しいサウンドの「メイドと血の懐中時計」、突然Bメロからサビに行く直前に無音が訪れた。

ブレイクだ。バンドと会場が一体となって世界を止めた。

この曲の発表から11年、メジャーシーンに生きる中で卓越した演奏技術を身に着けた彼らのそれは、最初に収録された時よりも圧倒的な力で世界を止め、そしてフロアもそれに応えたのだ。演奏者と観客が一体となって作り上げる、コレがライブの本当の魅力だと言っていい。

上がっていく会場のボルテージはダンサブルなナンバー「緋色のDance」で加速度を増していく。

この、「SPPED GRAPHER」「メイドと血の懐中時計」「緋色のDance」という曲順は、5月に行われた「再起動:弾幕祭」の最初の三曲と同じだ。弾幕祭を終えて東方アレンジのみのツアーをやると発表してからの4ヶ月、この三曲で私達はどこまで変わったのか、どこまで”Modify”出来ているかを私達に見せつけるようにも思えた。

更に言えば2013年に発表された「きしだきょうだんのベスト!」においても、この三曲は全く同じ並び順で収録されている。2013年、2019年5月、そして9月と、彼らは常に技術の進化を求め続けながらも、その根底にあるものはずっと変わっていないことがわかる。

 

本日のメンバーは全体的に黒を貴重とした衣装、ワーナーの公式サイトで公開されているメンバーの写真のイメージに近い。近年のビジュアルはichigoがプロデュースしている。Vo.のichigoは黒のドレスにジャケットを羽織った、シックかつ可愛すぎないスマートなカッコよさが特徴的だ。

だが、Gt.のhayapiだけが白い花柄のシャツ。とても目立つ。

hayapi「ichigoさんが持ってきたのは黒の花柄だけど、黒は照明で光らなくて目立たないから嫌だ」

ichigo「これで本番5分前に大げんかしてた」

岸田「どうでもよくない?なんでそんなことで揉めてんの?って入っていったら」

ichigo「『じゃあ口出してくんじゃねえよ!!』ってブチギレ。ヘイトが何故か全部岸田さんにいくのね」

この”アンコントローラブルな奴しか居ない”エピソードも岸田教団&THE明星ロケッツを象徴するものと言ってもいい。岸田"信者"はこの特攻野郎Aチーム的なエピソードを常に欲している。RebootとModifyを超えても未だ変わらないことに本当に嬉しくなってしまう。

ただ1つ、ichigoが「じゃあ次は白の花がらのキラキラした派手な服持ってくるかーー、って私も分かるようになったよ」と述べた一言が、Rebootで行われた”それぞれの管轄以外のことに口を出す、それで喧嘩になってもいい”というバンドにとっての大きな山を超えた彼女、彼らだからこそ言い合える一言であることに気づき、フロアの中で顔がくしゃくしゃになってしまった。

 

ライブは続いていく。「Ancent Flower」は2017年発表の曲、そこから「ピュアヒューリーズ」、「CROWN PIECE」と、最新のナンバーが続く。

此処最近の岸田教団の東方アレンジには、ステージに東方キャラが見える。

それまで、東方アレンジオンリーライブをやってことなかったという側面が大きいのかもしれないが、これ迄私自身は岸田教団の東方アレンジに対して、すべて「岸田教団の曲」になってしまう、という長所と短所を感じていた。東方アレンジには「原作のイメージをどれだけ重視するか/無視するか」という観点があり、重視する楽曲は全体の世界観、その歌は誰にあてられ、誰のものなのかと言うのを非常に重視する。岸田教団の東方アレンジには、他サークルに比べてその要素は決して強くはなかった。

ただ、この1,2年の岸田東方アレンジには、ステージにそのキャラクターが視えるのだ。「CROWN PIECE」はアレンジ元のキャラクター「クラウンピース」の人を喰ったような性格、モチーフを、カヨコのアレンジ、ichigoの歌詞が十全に表現している。此処にさらに岸田による圧のかかったアレンジが加わることで、曲の表現力が何倍にも増している。

CLUB CITTA'名物のミラーボールが回る中、ステージに座って歌い上げるichigoの後ろには、自由奔放に飛び回りながらもその奥に憂いのあるキャラクター、クラウンピースの姿が見えた。これが12年の厚みなんだと、ダンサブルな曲調に踊り狂うフロアの中で何故かステージを見つめて涙を流してしまった。

 

MCをはさみ、アレンジ元キャラの「霧雨魔理沙」の不器用だが真っ直ぐさが現れた楽曲「マスタースパーク」でライブは再開。ファンの中で”魔鈍器”と呼ばれる「知ってる?魔法書は鈍器にもなるのよ」、原曲は東方ファンたちの中で随一の人気を誇る「U.Nオーエンは彼女なのか?」、そしてあまりライブで演奏されることのなかった「芥川龍之介の河童」でライブは折り返し地点に。

(ちなみに、「マスタースパーク」と続く3曲は、それぞれ「霧雨魔理沙」と”カップリング相手”として語られるキャラクターたちの曲だ。これに気づいた時「そんな、東方アレンジライブ特有の"文脈"と"カプ厨"セットリスト作ってきてるけど、信じられない この人達本当に東方のライブやりに来たんだ」と震えてしまった)

 

「本当、東方のライブはいつもより激しいな」と岸田は話す。ichigoも「大阪もアツかったし、名古屋も結局アツかった、仙台もそうだしなんか全部暑かった」と続けてこのMODツアーを振り返る。

岸田の「今回は東方オンリーライブなので、いつもライブではやらない珍しい曲をやります」という前置きで始まったのは「二色蓮花蝶(にいるれんかちょう)」。確かに、オリジナルも織り交ぜた通常のセットリストでは選ばれない、それでも間違いなく岸田のアレンジの中では名曲に数えられる1つ。

そして続いたのが「自由への賛歌」。イントロがかかった瞬間、フロアからは驚嘆の叫びが上がり、異様とも言える熱狂に包まれた。この曲も前曲に続き、このMODツアー以前にライブで披露されたことは一度もない。更に、岸田教団の中では珍しい「他サークルからの提供曲」だ。提供元のサークル「凋叶棕」は、数あるサークルの中でも東方の世界観を実に重視するタイプで、岸田教団の楽曲とはある意味で一線を画している。であるが故に、岸田の曲の中でも特異な曲であり、ファンの中でも人気が高い。

(更に言うとこの曲は岸田のミスで原曲のフレーズを入れ忘れており、東方アレンジと言っていいのかなんというかわからない曲だったりもして、ライブで披露されることは無いだろうと私は思っていたのだ)

そんな初披露の曲で、ichigoはいきなり最初のサビでマイクを観客に向ける。

「風になる 風になる」

フロアは完全に応えた。7年前に発表された、ライブで一度も披露されていない曲を、ファンはずっと待ち望んでいたのだ。

私も自然とサビのフレーズが口から出てきたことに驚いた。フロアとステージは完全に一体化し、全員が風になった瞬間だった。

 

狂乱するフロアを落ち着かせるように、スローペースなイントロの「彼岸帰航」でフロアの熱はギュッと圧縮される。hayapiの独壇場とも言えるギターソロが魅力の曲だ。

そして続く定番曲「Desire Drive」での開放、この曲では岸田教団のライブ曲では唯一といっていい「タオルを回すタイプの曲」だ。一度圧縮された熱を吹き飛ばすようにみんなタオルを回す。それに負けじとステージも応える。

本当に、本当に楽しい瞬間だった。

 

 

「コレまでの曲は、平成の岸田教団」「こっからは令和の岸田教団なんで」という岸田のMCをから超えて始まったのが「フォールオブフォール(MOD)」だ。

最新の東方アルバム「MOD」について岸田は次のように語る。「ゲーム文化では当たり前にやってるMOD≒Modifyするというのを、音楽でもやったらいいんじゃないかと思った」「昔作った曲の中から古すぎると感じたものを選んだ」「けど、黎明期の雰囲気をもう一度、というのは意識してなくて、勉強を詰んだら此処に戻ってきた」

 

私がMODというアルバムの中でも特にModifyされていると感じたのが、この「フォールオブフォール」と続く「信仰は儚き人間の為に」だ。イントロは勿論のこと、曲の目指すテーマが、完全に先に進んでいる。コレこそが本来やりたかった、本当の岸田教団の「フォールオブフォール」「信仰は儚き人間の為に」だというのが感じられた。

ライブで一番聞きたいと思っていた曲はコレで、ライブアクトでそのテーマは更に完成され、更に先に進んでいた。岸田教団はずっと、ずっと先に進んでいるバンドだ。音と、思想と、進む先の光は常に先にある。だからこのバンドの信者で居られるのだ。

カヨコのピアノから入り、ローに入るメロディとサビの伸びやかさが気持ちいい「Gusty girl」、落ち着いたフロアを再点火する、さらにスピード感のある曲としてMODのされた「妖々跋扈」。そして、元々圧倒的人気曲であった「ネクロファンタジア」のMODバージョン。

「ネクロファンタジア」は「紫」というテーマカラーが紫のキャラの曲だ。だが、岸田教団で「ネクロファンタジア」が演奏されるときは、照明は常に「赤」から入って「青」と混ざるという効果をかける。「紫」というキャラクターに対しての岸田の思う感情がそこにはあるのだろう。

 

曲の終了に食い込むかのように岸田のMCが入る。「本当に12年間続くと思っていなかった。最後の曲です」

MODのトラック1を飾る「幽雅に咲かせ、墨染の桜」、待ってましたと言わんばかりにフロアは残るすべての力をステージにぶつけ、演者もそれに応えた。

最高のライブアクトを終え、メンバーはステージを去っていく。間髪入れずに始まるアンコールの声。これだけでは終わることは出来ない。

 

アンコールに答え再登場した岸田は、12年前の話を始めた。

彼らは12年前にも一度、このステージに立っている。

2007年03月21日。

東方Project」の音楽をアレンジする同人音楽サークルによるライブ、「Flowering Night」。

そのステージに岸田教団&THE明星ロケッツは立っていた。

このバンドはそのライブイベントのために結成された、ある意味企画バンドであり、元々長く存続させるつもりのものではなかった。岸田「そんなにお客さん居ないよーって聞いていたのに、幕上がったらお客さんいっぱい居て」ichigo「今は客席の奥まで視えるけど当時は(圧倒されてしまって)何も見えなかった」と、二人は振り返る。

そして、岸田から「またフラワリやるらしいので、出ます」と、Flowering Night2020参戦の告知。あの岸田が、岸田教団が、川崎CLUB CITTA'で、FloweringNight参加の告知をする。既に告知されている内容だったとしても、声を上げざるを得なかった。

 

「最初のフラワリで演奏した曲をやります」と告げて、始まったアンコール最初の曲は「夢は時空を越えて」。

12年前、その夢が、その熱狂が、12年もの時空を超えることを、一体誰が想像できただろうか?

続く「SuperSonicSpeedStar」も同じく12年前のこのCLUB CITTA'で披露された曲。タイトル通りの疾走感あるサウンドは、この12年のバンドの進化によって更に厚みを増し、勢いは更に加速している。

 

そしてこの日最後の曲、このバンドの名前にもなっている「明星ロケット」が始まる。

狂乱状態のフロアが更にもう一段上がる。ichigoの「飛べ!!」で全員がその熱を爆発させた。

 

最後はメンバー全員手をつないでのファンへの感謝の言葉「有難うございました」で、川崎CLUB CITTA'は幕を閉じた。

最初は企画バンドとして集まった5人、2007のステージの不甲斐なさはずっと心に残っていた、と「弾幕祭」のMCでichigo話していた。誰も、当事者でさえも、このバンドが12年間続いて、今同じ場所に立っているなんて、誰が、誰が想像できただろうか。

 

 

ライブハウスから出る帰り道で、別のファンが「俺は『東方輝針城(2013年発売)』までしか買ってなかったんだよなあ」「またやろうかな」と話していた。

聞いたか、岸田教団。あなた達のアクトは、確実に東方アレンジライブとして最高の効果を発揮している。

私はずっと、プロにまで到達して岸田教団が未だ東方アレンジを続けていることに疑問を感じていた。なぜなら、もう彼らなら態々東方アレンジという「高下駄」を履かずとも、立派に成長した力を持っているのにも関わらずだ。

 

ただこの日、このライブに行ってそれには意味があることを知った。

彼らの東方サークルとしての力はまだまだ強くなっていく。12年経って、彼らは未だ遠く先を目指している。

 

ーーー

 

おい、お前。其処のお前だよ。俺の言葉がわかるんだろ。

 

昔聞いてた、今聞いてない、CDは買ってた、ライブ入ってない、フラワリも何年前、プロになって変わった………。

 

いいからFlowering Night2020にいけ。チケットを待て、そして取れ。

岸田教団という最高峰の東方アレンジサークルの最高のアクトが見れるんだ。

お前なら分かる。今の岸田教団が最高で、このバンドは最高記録を更新し続けていることを。

俺の言葉がわかるお前になら分かるはずだ。

 

間違いない。俺が保証する。岸田教団&THE明星ロケッツは最高のバンド、わからされた俺が言うんだ。

 

だから行こうぜ、岸田のライブ。また一緒にさ。

 

 

日記が書きたい(書けない)の話

日記を書く時間がなぁぁぁぁい!!!!(文字が小さすぎてよめなぁぁぁぁい!!!のテンションで)

 

日記は書いてないんですけど、無限に文字打ってるんですよね。あとのうをかいてんさせている。

 

天気の子についてめちゃくちゃ書きたいのですが、頭の中でまとまらないよーっ釣ってたら死ぬほど面白い記事書いてる人たくさんいるのでもう書かなくていいかなになりつつある。良くない!

こんど、こんどかきます(フラグ)
という感じで日記を再開するためのキックスタート的な日記でした。はい。

[ブロゴ]おまえはソロモン王と秘密のアジトをよみ、メギド72のライターのおそろしさをしる

よくきたな。ここは今からメキシコになった。おぼえておくといい。

おれがここにやってきたのを見て、おまえは何かを勘づき、いみを求め、「あっなんか新しいゲームを始めたの?」「ソシャゲ沢山やっててお盛んですね」「ぼくには時間がないので……」「ツイッターでは妖怪ウォッチ4が実質ライドウの新作らしくて話題ですよ」などとゆったりしてどうしようもない。すべてにいみをもとめるな。世の中のことがら全てがおまえのためのタグを付されているわけではないから、あせるな。ライドウの新作はおれも気になっている。

 

おまえには時間がないか?そうだ。それはおれもおなじだ。おれにもじかんがない。だから急にここはメキシコになった。

何故いそがしいのか?
荒れ果てたメキシコの路地を歩いているからか?路地裏からあらわれたダニー・トレホのナイフをよけたりしているからか?たった今背中の方でギターケースから弾頭がはっしゃされる音を聞いたから?毎日すごい量のえっち画をリッツイットしているから?

そんなスカム=ツイットでおれはじかんをむだにしたくはない。おれは、おまえに、今すぐつたえたいことがある。そしてそれはすぐ過ぎ去る。

 

おまえは今すぐ「メギド72」というゲームをプレイしろ
そして”メギドの日”復刻特別イベント「ソロモン王と秘密のアジト」のシナリオをよめ

 

f:id:nishikawa_huton:20190627225727j:plain

 

おまえのTLにもときどきあらわれる、スマッホゲーとは思えないクオリティのバトルアクション動画や、
メインシナリオがこうかいされる度に「敵が賢すぎる」「敵側が毎回賢すぎないか?」「またソロモンくんバラムと顔近くなってない?」と喚くヘッズ、
メギドしんじつの秘匿のためにキャラ名をふせ「祖38」「祖58」「今ならクズが無料!!」「ブネの乳首」「社会常識を与えられずに育てられた20歳………」などのチャントを唱える幻覚症モンモン達………それらの重篤な存在はみな同じゲームについてあつく話している。

それがメギド72だ。

 

 

 

メギド72にはしんの男といえる強さが数え切れずあり、あそべばあそぶほどに「なんでPS1の頃の良ゲーが2019年の現代に存在しているんだ?」とかんじておれはときの感覚がくるう。

考え抜かれた戦闘システム、コンシューマゲーの良さをたくみにソシャゲの形におとしこんだUXの美しさ、デザイン・設定…どの面においてもアクの強く愛せるキャラたち、とにかくカッコいいアクションに質の高すぎる3Dモデル、本当にスマッホのゲームか?コンシューマなのでは?という総合的なクオリティの高さ、ソレらを見たあとになんかセルランとか売上とかのすうじを見ると「お、おまえ、この売上で、よく……生きて………おまえ……ッ!!!」ってなる…………とにかくすごいゲームだ。今までおれがみてきたソシャゲにないものだらけで満ちていたゲームだ。

おれがゆうまでもなく、このゲームはたった今この時も己のしんじたGUNを手に荒野をかけぬけている、真のメキシコの男、しんのゲームの1つであるのはまちがいがない。

 

そういうオススメのブロゴはすでにサボテンの数ほどおおくあるのでくわしくはそっちをよめ。どれもあつい。

sizaemon.hateblo.jp

www.4gamer.net

 

そういうブロゴがすでにたくさんあるのにも関わらず、おれはなぜ、おまえにいま「メギド72」をすすめるのか?

こたえは1つだ。「メギドのシナリオの凄さを端的かつ完璧に表した最高のイベントが たった今 今日と明日だけ読める」からだ。

 

 

megido72-portal.com

 

冒頭にも話した「”メギドの日”特別イベント」とはなにか?

これはゲームのタイトルである「メギド72」に因んで、毎年7月2日を”メギドの日”として、その日に向かって盛大なお祝いをするお祭りイベントだ。ちなみにサービス開始記念日ではない。通常のアニバイベよりメギドの日の方が力が入っている。気がする。今年でまだにかいめだが。

 

そして「ソロモン王と秘密のアジト」とは?

これは昨年のメギドの日”限定”で公開された、その日にしか読めなかった「祖メギド72体全てが全員登場した」、お祭りシナリオのことだ。

もう一度いう。「主人公とその仲間たち、総勢(大体)72体が全員登場した」シナリオだ

 

それを聞いたお前は「あっ すごい うす味っぽそうですね オールスターですしね」などやさしそうなやさしくない言葉を吐き捨てるかもしれない、それはかんぜんに古いかんがえにとらわれた腰抜けであることがしょうめいされている。このシナリオはうすあじではない。とてもあじがする。

そう、「主人公以外のプレイアブルキャラをほぼ全員登場させて、且つそれぞれの性格や味付けを全く殺さず、全て生かして一本のシナリオにしている」、はっきりいって”恐怖”すら覚えるクオリティのシナリオがそこにある。

 

f:id:nishikawa_huton:20190627231327p:plain

これは公式が配布している「祖メギド72体の”ミリしら”用紙」だ。もう一度いう、公式が配っている。そろそろ此処の運営がはなからすうタイプの薬をやってるであろうことがつたわったかな?

 

(ついき)すっかりわすれていたが登場するのは厳密には72体全員ではない。「不死者」と呼ばれる枠が6人いて、そいつらはこんかいのしなりおには出ない。 
不死者勢、他いくつかの真メギドたちはアニバーサリーイベント「ドキドキメギドの保健教室」の方でとうじょうする。おれがテキーラをきめててきとうに考えたシナリオタイトルかとおもわれるかもしれないが、残念ながら公式だ。そして内容はかなりメギドの設定の核心に迫る内容だ。マジでなんなんだこのげーむ??

 

 

メギド72の良さは上にもいくつか上げたが、特によく言われているのがシナリオだ。ほんとうにこのゲームのシナリオライターはうでがつよい。磨き上げたGUNをとても感じる。実際こだわりも大変深いことは「復刻イベントのシナリオが修正される(キャラクターの性格にあっていなかったセリフが数多く変わるので実質復刻イベントじゃなくなる)」を何度も行っていることからもうかがえる。

そのうでっぷし、このライターのGUNスキルの高さがいかようなものなのかは、それこそこのゲームをプレイして1章づつクリアするごとに噛み締めてゲーム画面のごうきゅうしてる男みたいな顔になってほしいところだ。

 

そのいりぐちとして、今回の「ソロモン王と秘密のアジト」のシナリオは最適だ。それはなぜか?

ひとつは「仲間の祖メギドが全員出てくる」。おまえは祖メギド達のビジュアルを一気に全部見ることが出来るし、おさわり程度であるがそれぞれのキャラがどのような立ち位置に居るのか、はあくできる。(のちに5章にたどりつき、アジトに”みんな”集まった時に、このシナリオの感慨も思い出せればそれは本当にいいことだ)

もうひとつは「シナリオを読むだけならちょっと育てればすぐおわる」。元々1日限定公開されていたシナリオだ、戦闘も含んでいるが殆どむずかしいところはない。じじつ、おれは去年このイベントを触れた時初めて1週間程度だったがクリアはできた。今から始める場合メインシナリオ1章2-3のクリアが必須になるが、そこが抜けられればシナリオのクリアレベルにはたっしているとかんがえていい。

さらに「シナリオがそこまで長くはない」ことだ。恐ろしい。72キャラ全員のちゃんとしたかつやくの場があるにもかかわらず短くてサクッと読めるシナリオだ。ほんとうにおそろしくなってきた。

そして、はっきりいってしまうと今始めたてのお前がこのシナリオを読んでもその描写が本当に正しいのかどうかはわからないだろう。でも、もし1年続けて、もしまた復刻でこのシナリオが読めた時に。本当にこのゲームのシナリオはよく出来ていたんだということを噛み締められる。おれはいま、おまえという「1年前のおれ」に向けてはなしているねえ去年のおれ見てる?これ読んだ????これほんとすごくない?なんでメギドくんコレ去年1日限定公開したの?なんで????価値を理解する神経中枢が事故で失われている???

 

 

はっきりいってこうやって説明するのもつかれてきた。とにかく本当に、本当によく出来ているシナリオだ。いかにそれぞれキャラクターを壊さずタダのツッコミや舞台装置に貶めずに昇華させることをこのライターが得意としているのか、このみじかいいシナリオに詰まっているか、本当に読んで欲しい。

とにかくじかんがない。おれにはじかんがない、そしておまえにもじかんがない。

 

復刻イベントである「ソロモン王と秘密のアジト」は、3日間しか開催されない。昨日始まったので、なんと今日と明日でもう終わってしまう6/29の23:59でこのイベントはしゅうりょうする

 

 

おれは、おまえに、つたえた。つぎはおまえがきめるばんだ。

 

話したようにいまメギド72には「メギドの日」に向けてお祭り騒ぎ中だ。カウントダウンと称してなんか毎日ナチョスとかを配ったり、製作者が質問に答えたり(去年も近いことをやっていた、このゲームは割と作っている中の人達が作るにおいて考えていることを定期的に喋ってくれるとこもおれはまたきにいっている)、去年の水着スキン(このゲームは人気キャラの水着を別キャラやガチャ封入じゃなくスキンで売っているしログインボーナスで配ったりする、商売っ気はないのか?開発者の1人が油田を持っていたりしません??それとも血を吐いてるだけ???)とかがまた買えるようになる準備をしていたり、とにかく今のうちに始めるとわりと利点が多い。いまはおまつりだからだ。

 

 

公式も「#メギドハジメドキ」という冒涜的なチャントをつかえとすいしょうしている。このうんえいコレがシラフなんだ。

 

f:id:nishikawa_huton:20190627231937p:plain

もう例の概念がわかんなくなってきた

 

そんなに面白い戦闘って?どんな変わったキャラが?そもそも祖メギドって何?なんかツイッターアーではこの72体の中に居ないキャラも見た気がするよ??

きになることはたくさんあるだろう。それは知らないまちのサルーンに入るときと同じだ。ドアを開き座るまで、お前にとって目に見えるすべてはてきに見えるかもしれない。だがカウンターにすわりコロナをちゅうもんして最初のひとくちをのどにとおすだけで、おまえはこのサルーンの、このまちの空気をすべてりかいすることが出来る。そういうことだ。

 

 

メギドハジメドキ。このチャントを一年後のおまえが、べつのおまえにつたえることができる未来を、おれはねがっている。

 

 

 

(もうコレブロゴでもなんでもない気がしてきたな)

 

10000PV越え有難うございますの話

f:id:nishikawa_huton:20190620012158p:plain

 

f:id:nishikawa_huton:20190620012206p:plain

 

なんとブログのアクセスが10000を越えました。有難うございます。

 

4/8に始めたので大体2ヶ月、記事数は34なので大凡1ヶ月分ですね。これは1年後には6万アクセスだな!!(安直

 

nishikawa-huton.hatenablog.com

1万アクセスの多分8割がこの記事のせい(おかげ)だと思うし、ナチョスが足りないからブロゴはしばらく書けないので2万アクセスは相当遠いですね。書きたくなるようなゲームに出会ったら書きます。最近はプリコネくんに集中してハマっていますが、まあ割とやってる人周りに多いしプリコネの凄いところは「とにかく他のスマホのスキマ時間にやれるような細やかな調整」が凄いところだから記事にできるほどの爆発的に目を引ける良さを取り上げるのは難しい気がする。

アクセスのあと1割は「うーん書けたぜ」って書けた記事を何度も見直すワイの自己参照アクセスだと思うので多分実質1000PVみたいなものです。

 

nishikawa-huton.hatenablog.com

nishikawa-huton.hatenablog.com

nishikawa-huton.hatenablog.com

nishikawa-huton.hatenablog.com

nishikawa-huton.hatenablog.com

 

この辺頑張って書いたなーって感じで気に入っている日記ですね。ただでもまあ一番最初に書いたやつがやっぱり一番頑張ってるしちゃんと調べて書いてますね。最近のは「なんとなく思うこと」みたいな物申し書き口なので調べが足りてない。月イチ位で最初くらいの分量を調べて書く努力はしたほうが身になりそうですね。初心を忘るべからず。

記事ごとのアクセス数とかもうちょっと見れると良いなーと思ったりはするけど、なまじ数字が見れると数字によった記事を書いてしまいそうなので、今のスターがちらっと見えるくらいがちょうどいいのかもしれませんね。

 

 

書き始めた当初はそんなに色んな人に見られると思っていなかったので有り難いような戦々恐々するようなそんな感じです。リプライとかコメントとかが付くことは滅多にありませんが、たまーに直接会った人が「日記見てますよ」って言われたりしてヒエッってなります。恐縮です。

ここ数年のTwitterの使い方がどうにも140文字に収め切れないつぶやきが多くなっていたので、ブログは向いていたのかもしれません。すすめてくれたモコナさんに感謝。

最近ちょっとまた日記が日記で無くなってきてるので、次の三ヶ月は継続をベースに書くのを目標にしましょう。あ でも い も ち んぽ でも良いから毎日書こうな。何でも大体そうなんですけど書き始めるやり始めるまでが時間かかるのよね。ハードルを、ハードルを下げよう。

そういう感じで今後とも宜しくお願い致します。