[ブロゴ]おまえはアイドルマスターシャイニーカラーズで真の煌めきを見る
よくきたな。おまえはまた今日もツイッターアーでわめく男の恥部を見に来たのかもしれないが、ここはいまからメキシコになった。おぼえておくといい。
そして先にゆっておく。一万字ごえのとても長い記事なのでよむのなら覚悟してほしい。
おまえのすむ世界には今日もありとあらゆるゲームの情報がながれている。ソシャゲ、ソシャゲ、ソシャゲ………「もうえっちなおんなの子のスクリーン・ショットはうんざりなんだ!ぼくには新しいゲームを始める時間なんてない!」そうわめくことだろう。
あるいは、たとえ流行っていたとしても、ひねくれたその心が新しいゲームを始めることを拒むのかもしれない。「どうせポッと出のバズワードなんでしょう?オトナはそういうのとかにはだまされない」そう手元のスマッホの画面を熱心にたたくのかもしれない。
これらはどちらも完全に腰抜けであることが証明されている。いつからおまえはそんなになってしまったのか?おまえはいつ荒野でただよう亡霊になってしまったのか?
正直なことを言おう。おれも数週間前までは腰抜けだった。だがおれは決断した。
1年前、ローンチタイミングで確かにおれはこのゲームを触っていた。他とは違う魅力が既にその時点で存在した。だがそれでも瑕疵がないわけではなかった。このゲームはまだバンデラスになりきれてはいなかったのだ。おれはそのままブラウザを閉じて酒場に向かい、コロナビールを決め込んだ。
1年後、もう一度そのゲームに出会うことが出来た。やつはコナンのように強靭な肉体をおれに見せつけてくれた。もうあの頃の腰抜けではないと。真の男に生まれ変わったのだと。だからおれはそのゲームについておまえに伝える必要がある。このメキシコを1年間生き延びたゲームを。
「アイドルマスターシャイニーカラーズ」についてを。
おまえはすぐ「あーーっ!アイドルゲームかーーー」「リズムに合わせてシャンシャンするのはぼくには合わなくて」「ブラウザゲーは令和にやるもんじゃないでしょ」「ガチャがたいへんなんでしょ?」みたいなことをゆったりする。そうやってすぐ決めつけてほんとうにどうしようもない。
確かに過去のソーシャル・アイドルゲームには様々な意味合いで辟易しているやつも居るだろう。そのきもちはさっする。だがこの「アイドルマスターシャイニーカラーズ」をプレイした人間はだれもが口をそろえて言うだろう、コレこそがアイドルプロデュースゲームなんだと。
既にその証明を行っているブロゴはメキシコのサボテンの数ほど存在し、そのどれもがするどいトゲと毒を持つ殺傷力の高いGUNだ。このおれがわざわざこんな場所で伝えるようなことではないのかもしれない。
なので先に言っておくが、これは誰かに勧めるための記事ではない。
「1年前に触った人間が無料10連ガチャやってるから復帰したらすごい良いゲームになってたので口から言葉がまろびでた感想文」
それだけだ。ソシャゲってやつは大体1年で身だしなみがととのってちゃんとする、これはメキシコで生きる男ならだれでもしっていることだ。それを今痛感したというだけだ。
アイドルゲーム、アイドルマスターに概ね深く触れてこなかった人間がこのゲームシステムにどれだけしびれたのかということを暇なら見ていってほしい。
ーここから大分メキシコ成分が落ちます(ドリトスが尽きた)ー
◯アイドルマスターシャイニーカラーズって?
簡単に言うと、
- アイドルが出てきて
- 数字で殴り合いをしないで
- 音ゲーをしないで
- アイドルをプロデュースして大舞台に立たせるゲーム
だ。
おまえはインタ=ネットをよく見ているから、怪盗ロワイヤル系カードゲーム型の「デレマス」やリズムゲーム型の「デレステ」「ミリシタ」あたりの事をしっているだろう。アイドルゲーム=音ゲーと思うやつも今は多い。それがはやっているからだ。
シャイニーカラーズ(以下シャニマス)はそれとは違う、
- アイドルに「レッスン」や「お仕事」をさせて能力を鍛え
- 様々な「オーディション」を勝ち抜き
- 大舞台「W.I.N.G.」に出場して優勝させ
- フェスに出場できる立派なアイドルを誕生させる
というゲームだ。「デレマス」と何が違うの?おまえはそう思ったはずだ。それはべつに腰抜けじゃない。しらないだけだ。
敢えて分かる人に分かる言葉で説明するが、このゲームは現代に蘇った「パワプロクンポケットのサクセスモード」だ。
◯パワプロクンポケットのサクセスモード
パワプロのサクセスモードをやったことない奴のために軽く説明すると、
- 育成シュミレーションの形式で、選手の能力を上げて
- 選手それぞれのストーリーを体感し
- 大きな大会で優勝しエンディングを迎え
- 出来上がった選手を試合(ペナントとか友達の家とか)で活躍させる
そういうゲームだ。元々ときメモから着想を得てるらしい。
おまえならすぐに分かるはずだ、これをアイドルでやっているのが「アイドルマスターシャイニーカラーズ」なのだと。
パワプロクンポケットの新作が出ない以上、事実上パワポケの新作がこれだといってもいい。だがおまえの期待するようなエキセントリックでキュートなベイブ(彼女キャラ)や、ボーイッシュなチームメイトや、無慈悲な縦読みとかダイジョーブ博士とかは残念ながら居ない。顔の良い女はたくさんいる。
元々のアーケード版/Xbox360版アイドルマスターを知っているなら、そこそこアレに近く、且つ現代風のアレンジがされているのがシャニマスだとゆえば解ってもらえるだろう。現状走っているアイマスシリーズでは恐らくシャニマスが一番無印にゲーム性が近い。
いまからそのシャニマスをおれがひさしぶりにプレイして、とてもよかったところをあげていく。
シャニマスくんのいいところ
1,顔のいい女の顔がいい
コレに関しておまえはもう何度もその手のブロゴやツイットを見たことがあるだろうからおれは深くせつめいはしない。あえてゆうならつい最近ゲームキャスト氏のすばらしいブロゴが出ていたのでよめ。
(この手のイラスト褒め記事、大体あのサポート三峰がはられるので、アレだけでプレイヤー数万人程度増やしてるんじゃないだろうか)
TLに流れてきてちょっとわかった気になっているかもしれないおまえに伝えておくが、たまにインタ=ネットにながれてくるシャニマスの1枚絵、あれは別にグッズのイラストではない。ゲームのキャラ絵だ。或いはいわゆる礼装の絵だ。ゲームの絵なんだぞ。とんでもない。顔が良すぎる。絵がうますぎる。色彩設計のきがくるってる。
さらに言うなら、SSRの絵は動く。Live2Dとかいうぎじゅつの名前をVtuberとかに詳しいおまえならわかっているだろう。はっきり言うが、シャニマス開発のL2Dぎじゅつははっきりゆって他とは桁違いだ。昨年の時点でおれの中でのトップは(ミニキャラなら)アズレンか(立ち絵なら)マギレコだったが、シャニマスが出てきて全て無に帰してしまった。デスチャとかは正直「節操がない」という感想になる。
[ついしん]バーで隣になった真の男から「シャニマスはLive2DじゃなくてSpineですよ」というあついスピリタスをもらった。おれはあほで腰抜けだった、あのままではおれはメキシコにたどり着くまえにがけとかから落ちてしんでいただろう。GUNをみがきなおす事ができた。ごしてきにたいへん感謝する。
どれだけ立ち絵を動かすぎじゅつに自信があるかと言えば、会話イベント中に「会話ウィンドウ無し音声セリフ無し、立ち絵のモーションのみでキャラクターの感情をあらわすシーンを入れてくる」レベルだ。動きだけで演技をしている。これは自分たちのL2Dぎじゅつに相当の自信がないと出来ない選択だ、それをやってのけている。コナンのような強靭な筋肉をまじまじと見せつけられて、おまえは怯まずにいられるのか?
2,アイドルが(まだ)すくない
アイマスというとまずそのアイドルの多さだ。デレステが招いた功罪ではあるが、当時のソーシャルゲームや「デレステ」そのものの(どんなおんなの子でもアイドルになれる的な)思想設計からするなら、その方針になることはしょうがない。だが結果的にそれは「全員を知りたい」タイプのオタクからすると非常に入りづらいものとなってしまっただろう。
シャニマスはまだ出て1年しか経っていないが、アイドルがまだ19人しか居ない。この1年で増えたのは3人だけだ(それもついこの前)。おまえはアイドルのことをすぐおぼえられる、それも全員だ。
これは新規タイトルだからということだけではなく、シャニマスのゲームデザイン的に新キャラクターをよういに沢山増やせないからでもある。
ここから先はゲームデザインの話だ。
そしてとてもながい文章だ。やがて真の男になるおまえであれば読んでくれると期待する。
(わかる男に向けて言うが、今回はWING編の事のみを話す。感謝祭編はおれがまだ1回しかMVPを取っていないので、微妙に勝ち筋がよくわかっていないからだ)
3,「キャラクターを育成する」事を「ゲーム化」し、「ソーシャルゲームの時間」にうまく落とし込んでいる
シャニマスのアイドルには2種類いる。厳密に言うと3だ。
- 育てるための「プロデュースアイドル(Pアイドル)」
- 育成を助ける「サポートアイドル(Sアイドル)」
- (育て終わった「フェスアイドル」)
フェスアイドルは育成が終わったPアイドルの事を指すので、実質2つになる。
簡単に言うとPアイドルがサーヴァント、Sアイドルが礼装だ。このゲームではサーヴァントに5枚の礼装がつけられる。ガチャ排出時の確率もなんかそういうかんじになっている。
Pアイドル1、Sアイドル5の編成を組んだら「プロデュース」に入る。
1シーズン8週(=行動選択回数)があり、アイドルの能力を鍛える「レッスン」「お仕事」やファンを増やす「オーディション」などを選択しながら、各シーズンごとの規定ファン数を超えることで、次のシーズンに向かう事ができる。
毎週、「練習」や「遊ぶ」などを選んで能力値を伸ばし、「練習試合」に勝つ。というとわかりやすいだろうか。
4シーズンを越えて生き残れば、おまえのアイドルは大舞台「WING」に立つことが許され、そこで準決勝、決勝を戦う。そのどちらもで1位を取ることができれば(それまでのオーディションは2位でも通過になるがWINGだけは1位でなければゆるされない、あの舞台は美しく澄んだメキシコの青い空のようだが、その下には乾いた大地と無慈悲な風があることわすれてはならない)、おまえの手塩にかけて育てたアイドルはゆうしょうする。
WING出場不出場、優勝または敗退にかかわらず、プロデュースが終了するとアイドルは「フェスアイドル」として能力を保存することができる。
ここで気づいてほしいのは、Pアイドルがいれば何度でもこのWINGには挑戦できることだ。
これはサクセスモードなので、作りたいアイドルの育成に何度でもチャレンジができる。トライアンドエラーがとても容易だ。一度きりではない。Pアイドルからフェスアイドルは何人でも生むことができる。1枚のカードに何度でもおまえのプロデュースを注ぐことができる。
そして、Pアイドルに「能力の数値」的な差異は全く存在しない。アイドルには「Vocal」「Dance」「Visual」「メンタル」「SP(スキルポイント)」の5ステータスが存在するが、それらの数値はRもSRもSSRも初期値が全員同じだ。
(レアリティの能力差はスキルのパワー差で現れる、がそれが単純に勝利に直結するかというとそうでもない。そもそもそのスキルもSPをプロデュースで稼いで習得しないとつかうこともできない)
Pアイドルの初期値は同じ、ではどのようにバンデラスになるのか?そのカギの1つがSアイドルだ。「レッスン」や「お仕事」のとき、SアイドルたちはPアイドルと一緒に行動をすることがある。Sアイドルがどこに行くかはランダムだ。
たとえおまえがメキシコを生き抜く男だとしても、路地裏から突然あらわれたダニートレホの投げナイフを避けるのはむずかしい。でも目がもう2つあるなら、背中を預ける仲間がいるならそれはことなる。それと同じだ。
Sアイドルと一緒に活動すると、一人で活動するよりも能力値の伸びが良くなる。Sアイドルによっては「一緒にダンスレッスンをするとDa+5(ダンスマスタリーDa LV.5)」「一緒にラジオ出演するとVo+3(ラジオマスタリーVo Lv.3)」といった能力を持つものも居る。ちょうど良く一緒に仕事することができれば能力の伸びは通常の倍にもなる。今回のPアイドルの伸ばしたいのうりょくに合わせてSアイドルをならべること、編成がとても大事なことがおまえにもわかるだろう。Sアイドルの編成、そしておまえのプロデュース(=プレイング)によって、Pアイドルは歌もダンスもそこそこうまい女にもなるし、滅茶苦茶顔がいいけどすこぶるメンタルが弱い女とかにもなる。
そして、一緒に活動時の能力伸び率、上記のマスタリー能力の数値などは「Sアイドルのレベル」が高ければ高いほど強くなる。WINGでゆうしょうできるかは実質のこのSアイドルをどれだけ揃え、どれだけ鍛えたかが全てだとゆっても良い。
Sアイドルはいわゆる他ゲーのキャラなし武器や礼装である。SR礼装があまり無駄にならないガチャが、回す時にどれだけ精神的負担が少ないかわかってもらえるだろうか。
さて、(おまえがこのゲームに慣れたことをそうていして)シナリオ部分を飛ばした場合、一回のプロデュースにかかる時間は2、30分も無いだろう。パワポケのサクセスモードを知る人間であれば、これがどれだけ手短に、今風にアレンジされているかがわかるだろう。
「ソシャゲで30分ーー!!そんなバカなー!!」そういうヘイターが現れることはおれにもわかっている。だがはっきりいって、毎日何度もなんどもアイドルをプロデュースする必要がこのゲームにはほぼ無い。ウィークリーミッション的な話をすれば、最低限で週に3人だ。ほかのソシャゲと違ってほぼほぼ「周回」を必要としない。
それでもスタッミナが余ることはある。事実私が1年前にこのメキシコを離れ腰抜けに成り下がったのは、プロデュースしなきゃスタッミナがあふれるとかそういう気持ちに苛まれたからだ。でも今は違う。
シャニマスにはこの1年で「営業」が追加された。Sアイドルを5人選んで営業に行かせて、特定の時間が経過すると経験値や報酬がもらえる。おまえはこのシステムを「遠征」という言葉で頭に刻んでいるかもしれない。
営業には「差し入れ」を追加して経験値や報酬を増やすことができる。この差し入れをスタッミナで製造できるようになったのだ。もうプロデュースせずに余り続けるスタッミナはそんざいしない。全てはなんか甘そうなマフィンにへんかんされる。
4,「ストーリーの厚さ」がそのまま「能力値の高さ」につながっている
プロデュース中には「発生イベント」が起きる。このイベントはPアイドルやSアイドルがそれぞれ持っているものだ。アイドルになった経緯、このイラストで描かれている状況が何故起きたのか、といったシナリオが展開される。
「シナリオは良いけど単純に数値の育成したいだけなので邪魔だなあ……」そういったゲームの「ゲーム性」たるなんかよくわからないモノを崇敬し妄信するタルサドゥーム共が現れることも予見済みだ。シャニマスがその程度のことを把握していないわけがない。
なんとイベントを見ると能力が上がる。これはとんでもないことだ。
アイドルたちの生き様や、顔がいい女と顔がいい女の顔が近いエピソードなどを見ると、自分のアイドルの能力が鍛えられる。
これ、SRのアイドルよりSSRのアイドルの方が「持っているイベントが多い」という作りになっている。つまり「レアリティの高いアイドルの方がそのアイドルについての一面をたくさん知ることが出来、かつ能力値の伸びる回数も多いため強くもなる」という、フレーバーとゲーム性の両面から「つよい」を作り出している。コレに気づいた時におれはがくぜんとした。
SRアイドルも確かにつよい。だがSSRとはイベント数で大きくことなる。RやSRがつよいゲームでもきちんとSSRがほしくなるつくりになっているのだ。
イベントの発生条件に凸数(=重ね枚数)は関係がない(絆という数値が関係する)。ここでもガチャ的にはうれしい。1枚でも持っていればそのアイドルのシナリオは頑張れば全部見れる。
もういちどゆうが、この発生イベントはSアイドルも持っている。寧ろSアイドルのイベントのほうがカップリング要素が強く、へいきで顔がいい女と顔がいい女の顔が近くなる。それが礼装枠、Sアイドルを持っているとたくさん見れる。
そしてもちろん、これらのイベントはワンボタンでスキップでき、2倍速、4倍速早送りにすることもできる。
Pアイドルのイベントに於いては、選択肢によって「Vo」「Da」「Vi」どの能力値を上げるか選ぶことができる。どれを選べばどの能力が上がるかは非公開情報なので、その時のプロデュースに応じた選択が求められる。
選択肢イベントはもう一つ有り、選択肢によって好感度が上がったり下がったりする。しかも回答が制限時間内だ。一瞬でおまえは男をみせなければならない。
時限選択肢はアイマス、ひいてはギャルゲの十八番であるが、おまえは「このゲームは今風なんじゃなかったのか!わるいところをリスペクトするな」と嘆いたりする。そのきもちはすこしわかる。人はつねに正解したいと思うのがつねだからだ。
だがそれもこの1年で変わった。プロデュースの際に「アイテムを持ち込む」事ができるようになった。
「アイテム」の中には、上述の選択肢の答え(どれが好感度UPか、どの選択肢でVo/Da/Viのどれがあがるか)が見える「秘密のメモ帳」という必須アイテムがある。プロデューサーにメモ帳、ナチョスにハラペーニョ、ギターケースをかついだバンデラスだ。しかもこのアイテムはめちゃくちゃ入手頻度が多い。さっきゆった「営業」でじゃらじゃら手に入る。週3のプロデュース頻度で足りなくなることはほぼ無い。弾数制限のないロケットランチャーのことをおまえは考えたことがあるか?
アイテムには他にも「好感度がいきなり上がった状態からプレイ」「トレーニング失敗をなかったコトにする」「トレンドを書き換える(オーディションでVoDaViどれが高得点を得やすいかは毎週ランダムに決まる。これが自分の伸ばしていた能力とWINGの週トレンドとが一致しなかった時どれだけの力をもつかわかるか)」とかがある。1年前には考えられなかったほどWING優勝への道は舗装されている。荒れ果てていない地はメキシコなどではないとおまえは断ずるかもしれないが、オレンジ農園とかでしあわせにはたらく生き方もメキシコにはある。
5,シナリオがちゃんとしていて、キャラクターの質感がとてもある
これも最近のスマッホゲームではあたり前のことだし、蛇足になるような部分だが、おれがはなしたいのではなす。
シャニマスには最近3人の新アイドルが追加された。黛冬優子、芹沢あさひ、和泉愛衣だ。3人共なかなか癖が強く、割とR.E.A.L.なキャラ造形(見た目ではなく内面の話だ)をしている。
それぞれとてもいいのだが、おれがきになったのは芹沢あさひだ。彼女は典型的なADHDとして描かれている。多動持ちの恐らく日常に支障が出るレベルのADHDだ。
彼女は町中のオーロラビジョンに写ったダンサーを真似して町中で踊っている所をプロデューサーにスカウトされる。ソレ以後もずっとダンスに夢中でプロデューサーとはずっと話が噛み合わない。しかしダンスやライブになると圧倒的な過集中を見せる。
オーディションに勝利しても全然心ここにあらずで、おわったあとは「あの機材めっちゃたくさんありましたね!見てきていいっすか!」と周囲のスタッフや争ったアイドルたちのことを一切見ていない。
それが、ライブを勝ち進みWINGが近づくと、オーディション勝利後のコメントが変わる。彼女は勝利したことを感覚として認識するようになり、喜ぶようになる。
芹沢あさひは、通常1種類しかないオーディション勝利後コメントが、Rキャラにも関わらず2種類あるキャラクターになっている。このゲームは彼女が他とは違う症例をもつ人間であることを現すために、わざわざ演出を1つ追加しているのだ。Rキャラに。
何故彼女が此処までADHDであることに確信を持つかと言うと、軽いADHD持ちである私自身が例の「秘密のメモ帳」なしで彼女の好感度選択肢を全て当ててしまったことにほかならない。このテキストを症状をもたない人間が描いたとするなら、その質感の表し方に悍ける。
だいぶじぶんがでてしまいメキシコ成分がゼロになってしまったことをゆるしてほしい。
6,戦闘がたのしい
「アイドルゲーに戦闘?とうとう予測変換に毒されて脳があほになってしまったのか?」おれがサルーンに入りシャニマスの話をするたび、こんなことをいうあほや腰抜けはいる。いるからおれは何度でもわからせる。シャニマスは戦闘がたのしい。
戦闘とは何か?さっきから何度も言っているプロデュース中の「オーディション(=ライブ)」だ。
オーディションには3人の審査員がおり、こいつらをわからせれば勝ちだ。
おまえのアイドルはそれぞれ「ライブスキル」を持っている。Pアイドルは4、Sアイドルは1だ。オーディションには5人で臨むので、スキルは8枚。その中から3枚が選ばれ、1ターンに1つ選び審査員に向かってアピールする。
スキルにもVo/Da/Viどれかの属性が有り、審査員もその属性を持つ。属性が合っている(Vi審査員にViアピールする)ならウケがよく、相手へのわからせ度も高い。
審査員側もケチを付けてくる。リズムが合ってないだの、ステップが違うだの、なんか表情がよくないだの、いわゆるサイコやろうだ。サイコやろうの戯言なんか気にしなければ良いのだが、おまえのアイドルはまだ年端もいかない女の子なのでたいへん傷ついたりして主にメンタルが減る。メンタルはようするにHPのことだ。
審査員を完璧にわからせると、あいつらは星をくれる。ナチョスだ。30%以上のわからせを最初に与えたやつに大体2ナチョス、一番最後にわからせたやつに大体4ナチョス、最もわからせてきたやつに大体10ナチョスをくばる。このナチョスを一番集めたやつが、そのオーディションにおける勝利者だ。
最初にこのシステムをプレイすると「サイコやろうがマジでサイコやろう」「どこに攻撃飛んでくるか分からねえ」「これメンタルの初期値本当にこれで合ってます?」といった事を感じるやつも多いだろう。おれも同じことを感じた。大体まともにやるとサイコやろうからの心ない指摘で大体メンタルを失ってその場から去ることになる。
しかし何度もやると気づくはずだ、サイコやろうがごちゃごちゃ抜かす前にわからせてやれば良いことに。
ライブスキルはSP(スキルポイント)を貯めると、初期の1倍アピールから2倍、2.5倍などの強力なスキルと差し替えることができる。さらに付加効果で「能力値アップ」「他アイドルの能力値ダウン」「メンタル回復」「超強力4倍アピだが被弾確率アップ」などを持つ強力なものもある。
そしてももう一つ重要なのがパッシブスキルだ。これは条件を満たせば確率で発動する。最初は極めて薄い効果にしか思えないが、スキルポイントをためて複数のパッシブスキルを取得し同時に発動させられるようになると、上記のつよいライブスキルと組み合わせて、サイコやろうを一撃で黙らせてナチョスをぶんどることが可能になる。コレが決まったときの快感が実にきもちがいい。
そして、アイドルは「思い出アピール」という全体魔法も持つ。ロケットランチャーだ。サイコやろう全員を一撃で焼き払うことが可能になる。コレにより一気にラストアピールを複数稼いだりすることができると、本当にきもちがよくなる。
弱点属性攻撃、バフ重ねがけ、ターゲティング、全体魔法、シャニマスはただのRPG戦闘であることをおまえはりかいしただろう。
このゲームは短時間でサクセスモードをやり、出来たキャラでRPGターン戦闘をやる。実に「ゲーマー」好みのゲームループになっていることにようやくおまえが気づいたのなら、この10000字はなにかしらの意味があったのだろう。
とてもながくなった。ここまでついてきてくれたR.E.A.L.な男であるおまえなら、おれのゆってることが伝わってくれたはずだと信じている。
シャニマスはただ絵が優れているだけではない。ゲーム部分もとても優れていることをおれは伝えたかった。おれは自分を信じ、納得の行くように進んだ。つぎはおまえの番だ。
シャニマスはインストールの必要がない。なんとインタ=ネットでできるブラウザゲーだ。下のページに行き「enzaですぐにゲームを始める」を押せばすぐにはじめられる。
(最近スマッホアプリ版も出たので昔より楽にスマッホでもプレイはできる。営業の時間チェックとかをする時に向いている。アカウントは共通なので、家ではブラウザ、外ではアプリ、といったことが可能だ)
そしておれはよくしらないが、たぶん始めるとスタートダッシュなんちゃらとかですきなアイドルが出るまで回したりできるだろう。さらに言うと、5/13までに始めれば無料10連期間中なのでその日数分は回せる。さっきも話したがこのゲームで10連ガチャを回す=SR程度のSアイドルがほぼ確定で手に入る=とてもつよくなる、だ。おまえが今すぐに始めるなら、一人前のガンスリンガーになるために持っていなければならないものはすべて揃っているにひとしい。
(本来ならばこういうおすすめ記事は無料10連が始まった時に書くべきなのだが、おれ自身がその期間に復帰したのでむりだった)
(これは無料10連中だからなのか、おれの知らない間にかなりシャニマスくんが有情になったのかはわからないが、無料10連を回した11日間中にSSRが出なかった日が2日しかなかった。シャニマスくんはサイコやろうなのか??運営とかそういうのはだいじょうぶ???)
本当にこの荒野に踏み入れさらに生き残りたいのであれば「シャニマス WING 攻略」などで検索し、上の方に出るスカム=ウィキを払い除け個人の攻略記事をみると良い。こういうゲーム性なので古めのゲーマーが集まるのか、そういう記事は割と豊富だ。
おれはこの記事にたいへんおせわになった。
heyakarahasshin.hatenablog.com
こんかいは、いじょうだ。なお、おれはジョン=スパイラル・グッドスター先生ではないので、こういう記事はたぶんもうかかない。すごくつかれた。
おまえの歩む赤茶けた荒野に煌めく光が色をもたらすことを、おれは祈っている。