TOHO BOOTLEGSの話
なんかランキング載ってた様です。通知来るんすねコレ。笑った。
読んでいただいた皆さま有難うございました。
ちょっとスターとか読者さんとかふえちゃってビックリしていたので、ちょっとほとぼりが冷めるまで時間を空けていました。嘘。普通に何もネタがなかった。嘘。書くのめんどくさかっただけです。
あれから普通のぶんしょう書いてる時にも”漢字をひらく”癖がついちゃって良くない。
本日(もう昨日だわ)は博音会がありました。
博電会は、参加者が持ち寄った東方アレンジCDを、良きクラブ・バーの良き音響で聴き良き飯を食う、という、ようするに最高のやつです。最高。
縁あって初回から私はスタッフで参加させて頂いているのですが、今回はちょっと都合があり参加ができず………toggetterみるとめっっっっっっっっっちゃ行きたかったなあってなりますね………次回は行くぞい……
折角なので今回本当だったら持ち込みたかったリストとかやろうかなと思ったのですが、単純に次回の弾にしたほうが良さそうかなーと思ったので保留。
でも、掛かった曲セットリストの中にぼくの一番持っていきたかったアルバムがあったので、その話をしたい。
「TOHO BOOTLEGS」です。
5/5 博麗神社例大祭■IOSYS A08abにて頒布
— IOSYS(イオシス) (@IOSYS_OS) April 18, 2019
新譜「TOHO BOOTLEGS」
D.wattプロデュースによる、新感覚「現場第一主義」コンピ。伝統的東方同人の文脈からは一味違った "おたく系クラブカルチャー"
で高い支持を得る厳選のプロデューサー達によるトラック
4/28 M3春■IOSYS サ01abにて先行頒布開始! pic.twitter.com/1cf83jnAzO
これね、この前の例大祭で出たCDなんですけど、最高なんです。ええ。
この令和の時代に東方に今もいて「IOSYS?あの同人ゴロ??」なんていうため息が永遠に出るほどにわかってないやつが存在するとぼくは思っていませんが(急な言葉の暴力)、今東方には居ない人はそういうイメージはあるのは否定しない。なのでそういう人に、まずこの試聴を聞いてほしいんですよね。
めっっっちゃくちゃカッコよくないですか???????
このアルバムはなにか?実は第一回の博音会のトークゲストにIOSYSのD.wattさんが登壇されていて、そのときに「今新しいアルバムを作っていて、それはIOSYSとして出す」って仰ってたんですね。それがコレ。
トーク中で
- ここ数年で、クラブカルチャーの中で『IOSYSの曲聞いてました』という若い人によく会う
- 実際そういう『クラブを中心に通ったトラックメイカー(所謂”界隈”外の人間)』が今東方アレンジをやっていて、注目している(いくつかあるうちの事例としてzekkさんとかyunomiさんとかを挙げてた)
的なことを話していて(これは意訳です)、このアルバムはそういう層(少なくとも2013~2017辺りの界隈には全く居なかった、東方から上がってきたラインではない人たち)が参加しているんですよね。
なのでこのCDからはめちゃくちゃ「ハコで鳴るべき音」がするんですよ。要するに超かっこいいんです。滅茶苦茶”今”の音なの。
私が望む東方アレンジの未来はコレなんですよ……みんな強くなって/強くなりたくてオリジナル行って良いんだよ、良いのそれで、でもその強くなった力で一度だけでいいから帰ってきて東方アレンジやってよ 外で見つけた仲間にも東方アレンジ進めて客演させてさ その最高の未来が見たいんだよ私は
— にしかわ/ふとんちゃん@例大祭G36b_🍆🐟🦇🐰🍁💜👹 (@nishikawa_huton) May 9, 2019
ぼくは今東方アレンジに対して凄くこういう気持ちがあって、色んな人達が外に出ていって、それは滅茶苦茶喜ばしいことだと思うし、そうして羽ばたいていくのは凄く見ていても嬉しいです。IOSYSさんなんかそれこそですね。話ズレるけど今でもチルパ⑨周年パーティほんと行けばよかったって思う。くやしい。
だからこそ、そういう人たちに一度でいいからその”外”で鍛えられた力で「東方のCD」を作って欲しいんですよね。そして、その時に、”外の人たち”にも東方をやってもらってほしい。俺が育ったのはこういう曲と文化とアレンジの世界なんすよ、ちょっとやってみません?面白がってみませんか?って。
東方アレンジの初期買ってた頃さ、目当てのサークルのCD買ったのに客演で知らん人の曲入ってて「なんだよ誰だよ」ってなったのに、聞いてみたらめっちゃ良くてそっから客演の人のサークルも追いかけるのあるじゃん それをまたやりたいのよ オタクの俺達に外のやべえやつを教えてくれ 東方を介して
— にしかわ/ふとんちゃん@例大祭G36b_🍆🐟🦇🐰🍁💜👹 (@nishikawa_huton) May 9, 2019
もう、ほんとに色んな人に東方を”面白がって”ほしいな、って個人的には思っています。
幸いなことに(僕はこれを敢えて幸いなことと言います)、外部の人を必要以上に”外様”扱いすることが東方では見える範囲では少なくなってきたかなあと思います。
裏を返せば、今の今まで東方にずっと居続けた人も、別に外を恐れずに色々やってほしいな、って本当に思っています。外に出ていっても別に戻ってきていいしと思っていますし。内輪で内需を回し続ける時代はもう終わっている。昔ほどなんか言う人もう居ないでしょ。少なくとも、面白がられることに反発する人をkickしても構わない空気が現代はもう出来上がっているよ、それは間違いない。
ただ、もちろん面白がって貰うにはそれなりの「通ってほしいこと」はありますけどね。もちろん。めんどくさいファンなんでぼくは。
だから、Draw the Emotionalがまた東方でやろうとしてくれてるのは本当に嬉しいし、石鹸屋が3rdメジャーアルバム出すって決めて動いて出してくれることが本当に本当に嬉しいんですよ。
この「TOHO BOOTLEGS」を聞いた時に、本当にめちゃくちゃいい音だしかっこいいしやばいし、と同時に、ぼくが思った”そういう”東方アレンジの未来の形の1つがここにあるんじゃないかな、って思った次第です。
本当に手に入れてほしいアルバムです。全曲どれもカッチョいいしクラブユース!なのですが、ぜひトラック6「Qween of Silence」を聞いて下さい。そして、その後のトラック7「Anywhere but here」を噛み締めてほしい。
そんなアルバムの最後の曲が「Anyware but here」ですよ わかります? 泣いちゃうよ ここではない何処かにその道筋はあるんだよ もう内輪だけで回す世界じゃないんだよもう そんな時代じゃない 其処まで来たんだよ
— にしかわ/ふとんちゃん@例大祭G36b_🍆🐟🦇🐰🍁💜👹 (@nishikawa_huton) May 9, 2019
ぼくの博音会3がここで出来たので満足です。
私はやっぱどうしても音楽を「読んで」しまいますね。音楽も好きだけど、音楽に付随する情報がどうしても好きみたい。テクノウチの影響は強いんだなほんと。