オチがなくてよい日記

思っていることをできるだけ取り繕わない形でかくばしょです。日記はむりなので週記くらいにしたい。

出すタイミングと「やさしさ」の話

今見たら内容が保留になってましたね。ざっくりいうと
「全員申し込み受理して当選させた後にイベントの規約を変えて頒布できないジャンルを作ってしまった、辞退するスペースに返金はしない」と言った、というやつ。

流石に突然過ぎてダメですね。返金しないと言い切る勇気はあるのに此処で一旦保留にする程度の意気地だったのかよ、とはなる。いろいろ転売の危険が高いアイテムジャンルを許容することの是非もありますが、やり方が良くなかったという。

 

booth.pm

BOOTHの東方のやつも最初そうなのかな、と思ってたら履行されるのは8月からとのこと。焦った。最初読み間違えてましたすみません。
3ヶ月弱前の提示なのでそこそこ有情かなとは思います。そこそこ。

先に行っておきますと、ぼく自身はこういうガイドライン敷かれるの自体は「ZUNさんにお金が入るから」っていうポイント一点のみで賛成です。それがあるならもう何も言えることなんかないじゃないですか。神主の酒代にしてもらえるんだぞぼくらの売上が。毎秒差し入れしてるようなもんじゃん。毎秒売上はないけど。

 

ただ、そうだとはいえ、今回の「情報の出し方」はやっぱりビビると言うか。

みんなびっくりしちゃったのは、やっぱりBoothってかなり同人即売会と同じに見ている人が多いというか、自家通販の延長線上だって見てる人が多いからだと思うんですよね。ある意味プライベートスペース的に思ってた所に「元締め」が入ってきたらそりゃ大声あげたくなる気持ちはあるかなと。

ただ例え「そのくらい気軽に使ってくださいね」と謳っているサービスだったとしても、会社が運営する以上法律に基づいて動き作られるわけなので、他のダウンロードプラットフォームと別扱いにはならないのよね、という。当たり前ですが。

コレについてPlayDojinとかBOOKWALKERとかと同じラインで考えるのはやっぱり少し難しくて。アレらはやはり「法人格じゃないと通常は頒布できないプラットフォームに載せるための手段」であって、今回のは「DL販売における新たな取組」になるので。なにも色が乗ってなかった場所に新しい色を置くのと、グレーになっていたある区画を白黒ハッキリさせるのとはやはり考え方の上で少し違う。

 

此処はなんともハッキリさせるとアレな部分ではあるんですが、東方が二次創作楽だったのはもちろん他じゃありえないほど創作におけるガイドラインが緩めであるから、ってとこですけど、その楽は何かと言えば同人の範囲内であれば版権料払わなくても堂々と大手を振ってやっていい所だった部分もあるわけです。言ってしまえば。「東方ってそういうのがないから良かったんじゃん!」っていう気持ち、無いと言ったら嘘になると思う。

ただ、恐らく管理団体を立てた人たちっていうのは「このゆるいシステムをそろそろ悪い使い方する人が出てきた、或いは既にちょっと増えつつあるな」っていう部分を見て設立したり適用したりしてるんだろうなと。

「もうそういう時代じゃないから」っていうのは、大きいかなあと思います。ハッキリさせないとよく解ってくれない人っていうのは、人口が増えれば増えるほど割合を増すものなので。そのために作る決まりで”目に見える”ダメージを受けるのは大体、既にその場に住んでいた人たちなのは世の常です。でも、取り締まらないと全体がいつかは崩壊してしまう。

 

って、言うことは滅茶苦茶解っているので、だからこそ管理したりする側にはもうちょっと伝える側に対して「やさしく」してほしいなって思ってしまいます。

例えば上で貼ったBOOTH東方二次創作ガイドラインを、BOOTHのトップページかさもなくばせめてBOOTH Fes東方回のページにめちゃくちゃ解りやすく置くべきなんじゃないの?っていう話とか。

ああいう書き方をすると音楽サークルだけが割りを食うような状態に見えるのを、もうちょっと伝え方を変えられないか、とか。8月履行なら何故この勘違いを生むようなBOOTH Fes.前のタイミングでプレスリリースしたの?とか。(逆に一番見てもらえるタイミングだから、だとは思いますが)

skeb.jp

Skebの規約とポリシー、とても「作家向け」に作ってあって、難しい文と要点をまとめた文とが両方書いてあるのが非常に僕は好きです。やさしいから。易しいではなく優しい。「利用者の層を考え、利用者に一番伝わりやすく且つ情報が曲がらない形式についてとても考えが練られている」所がです。気が払ってある。
全てがこうなるべきだって言ってるわけじゃないです。このくらい、とは言わないまでも、伝えることにおいて気を使うラインは見定められたんじゃないの?という気持ちにね。

そのへん、別に考えなくて良いことっちゃあ良いことなんですよ。上からローラーでびーーーって轢いちゃえば別にいいことではあるので。だけど、それが出来ちゃう立場であるからこそ「それをしない」ということの必要性が解っている人たちであってほしい、という願いですね。ロードローラーするのは長く見たら不利益なことなのでそれは。

まあどちらにせよ一番は新規登録が全然できない状態のまま発表したら不安も広がるでしょうって話です。こっちは人が少ないんだぞ、は別に何の盾にもならないし、同人界隈にいたとしても、会社であるとしている以上サークル的な言い訳を振りかざすのは寧ろ辞めてほしいし、可能ならそういう風に此方が察せざるを得ない状況を頻繁に作り出すのはちょっと落ち着けないよね、という所です。

 

ソシャゲとかもそうなんですけど、大体リリース直後ってそんなちゃんとして無くて、一年くらいでその売上を元にきれいに舗装されていく部分はあるんですよね。きのこの人が「ロンチ直後のFGOは草ボーボーのサーキットだった」って表現してるのは本当に的バッッツーンって得てる。

走っていく間にきれいな道になっていくことを願っています。

 

 

めちゃくちゃ面白ワードがない記事書いちゃった。ちんぽ