オチがなくてよい日記

思っていることをできるだけ取り繕わない形でかくばしょです。日記はむりなので週記くらいにしたい。

移り変わりと見る立場と目の話

 

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再生数、Twitterが22万でニコニコが7000。

まあ、こりゃ、動画製作者ニコニコから居なくなるよなあ………と思った。

ニコニコが選択しないと再生できないシステムで、TwitterはTLに流れたきた時点で自動再生する(ように公式アプリのデフォ設定だとなっている)ので、22万という数字は同列に比べるのは難しいけど。。

こういう単発MADやネタ動画を上げる場所としてTwitterが最適すぎたのは、ニコニコの衰退原因の一番だと思っています。面白いことがあったときの集合場所じゃなくなってしまったんだよなあ、ニコニコ。

 

 

 

(此処から先、例の動物アニメの話をします。否定的な意見です。ゴタゴタとかを見ると不快になるという人はここでブラウザバックして下さい)

 

もうちょっと色々鎮火してから話したかったのですが、いつまで経っても埋め火が燻ぶってていつまで待てばいいのよ……という感じなので許してください。

 

先にとりあえずけ2という12話の作品そのものに対してのボクのスタンスを先に箇条書きにしておくと

  • 前作とは別物だと思ってみてたので、6話までは普通に見れた(1期を思い出すとそこそこ辛くはありましたが)
  • 総監督氏の元々の作風(DQM+とか)を考えると、キャラのシニカルさ自体に其処まで違和感は感じなかった(わざわざ前監督を外したのだから、この位するだろうと)
  • 6話のラストで「は????やるじゃん!!!挑戦!!!良いよ良いよ!!!」って思ったんですけど7話で「え、本当にコレをやるためだけに前作キャラを使ったの???無価値では???描写力ゴミか?????」ってなって失望してしまいました
  • 9話に関しては巷が騒いでいるほどショックは受けませんでしたが(イエイヌさんが相手の言葉を遮っているのがちゃんと分かるので そんでももうちょっと描写でなんとかなるだろ)
  • 全体的に演出の力が足りてない、気にするべき所に全く気が払えていない(作るのに本当に時間がなかったのかな……と感じました)
  • でも12話は本当に本当に「何がしたかったの???」という感じ ストーリーラインが破綻している
  • 全話見終わって「あ、これは儀式だったんだ 1はあくまで外伝で私達がやりたいIPとは全く真逆ですという決意表明だ 1クール丸々使った儀式を見せられていたんだ」という言葉が口をついて出ました
  • ただ、まあ、俺はアニメが見たいんだけど 物語が見たいんだけど 儀式が見たいわけではないのだが 

という感じです。なんだこの長文。箇条書きとは。

単純に、ストーリーテリング(語り口)が足りてないなあ、演出が仕事出来てないなあ……が一番トップに来る印象です。

イエイヌさんの一番の不幸は「キャラデザがあまりに良すぎた」ことだと思います。そして、多分造り手がそのことにあまり気づいていない。良さの本質に気づいていない、お話をテキストベースでしか見ていなかったが故の事故だと思います。あれがチベスナさんだったら……いやそれはそれでやっぱ辛いな。でもあのハスキーのビジュアルに井口裕香の声帯はあまりに可愛すぎるよ。

 

 

話したいのはそっちよりも終わったあとの阿鼻叫喚地獄の方で。

まあ、なんというか……感じたのは、
これ、別にけ2だけではなくて、表に出てないこういう事例(プロジェクト)いっぱいあるんだろうな………。っていうところですね。

 

あの裏垢が本当に裏垢なのか、まとめサイトに「会って話し合いませんか?」と送ったのは本当に御社なのか?

多分まあ3割ホントで7割ウソかなあと思っています。インターネットって大体虚飾なので。フヒョをフヒョと見抜ける人でないとヒンターヘッホをひゃるのはむひゅかしい。ただ困るのが3割位は本当であるとこなんですけど。

アレが真実だとして。アレだけ恨まれるってことはまあなんかやっちゃったんだろうな前スタジオ、とは思います。何かしらの不義理か、TOP側にとって筋が通らない要求をしたのか。
事実、前監督はほぼ間違いなくNDA違反したので(9.25)。ただ、なんとなく、こうなることまで織り込み済みの覚悟だったのでは、という気持ちと、人間やっぱり裏切られたって思う気持ちは本当に耐え難いよな、という気持ちになります。まあこんなん妄想ですけどね。

いやマジで、ケムリクサ面白かったから話せる話だよなあこれ。何事も面白さという暴力は全てを解決する。

 

こっから先もさらにぼくの妄想の話が続きます。ブラウザバックチャンス!

 

あのアニメについてあーあ、って感じたのが「みんな自分たちの仕事しかしなかったんだなあ」「だから誰も客のこと見てねえなあ」って所です。

9話を関係者ツイートは「いい話」として捉えている。正気か?ってなりますけど、多分脚本ベースでは「いい話”風”」だったんじゃあ無いかなと。あのツイートをした関係者たちはそれを読んだ記憶のみで語っていて、白箱の中身は見ていないんじゃないか?と。

「キュルルをずっと探していたのはイエイヌというフレンズだった。イエイヌはパークから離れた自分の飼い主、人間のことを待ちわびていて、どうしても人間に会ってヨシヨシして欲しかっただけなのだ。でも子供のキュルルにはその気持がわからない。わからないから気持ちがすれ違う。挙げ句、イエイヌは飼い主を危険から守ることが出来なかった、キュルルを友達から引き離した存在でありながら。イエイヌは自分を見つめ直す、私のエゴはこの”人間”を幸せにするのだろうか?優しい言葉を掛けられては気持ちが揺らいでしまう、だから、だから、「最後に、『おうちにおかえり』って言ってもらえませんか?」 」

”風”ですね。風。お笑い風のやーつ。ハライチ岩井さんすき。

でもまあやっぱりアニメっていう映像は20分あるわけで、この文章にいかに「うまく伝えるか」は「映像で」見せなければならない。9話には行間を汲み取らずにそのまま描写したが故に生まれた空白とメインの話を妨げる不必要な描写が多い、という印象になるわけです。

(書いて思ったけど、やっぱ主人公を「無邪気なこども」にするの諸刃の剣というか、ほぼほぼその時点で失敗だったのではと思ってしまう 20年前ならまだしも、今の時代のアニメでやることではない)

関係者が上記のテキストのみを読み、いい話だ~~~(いい話風なので)って思って、それで本編をろくすっぽ見ずにツイートしたのであれば、いやあまあ、そうもなるのかなあとか。その人の立場は制作のGOを出す立場なら、最後まで見る必要は無いわけですからね、仕事上。見たとしても、先に見た「いい話風の脚本の記憶」があるから、どんな映像を見ても、見て疑問を抱いたとしても「いや、あのホンはよかったから そんなはずはない これは面白いじゃあないか」ってなっているのではと。さあそれって誰のために作った映像なんでしょうね?納期?

 

妄想!もうそうですね!!

 

(関係者である以上、作品に対するネガティブな感想なんて外部で言うわけがないですからネ。そりゃそうなんですけど)

 

最初に気づいた設計図が良かったので、設計図通りに組んだら悪くなるわけがない、的なことはどんなモノづくりにおいてもめちゃくちゃあります。

上とは比べ物にはならない、個人制作規模のゲーム作りやってても「実装してみたけど思うてたんと違う!全然おもろないやん!ワイの脳内のヤツ何処行ったん!!」ってなることハチャメチャに多いです。

逆を言えば、そんな小規模単位でも起きるのですから、もっともっと大規模の数百の人が動くプロジェクトでも似たような事柄が起きないわけがない。
起きたらどうするか。まず誰かがそれに気づかなければ。
気づいたらそれを声にはっしなければ。
その声を聞いた「止める力のある人」が止めなければ。
止めて何かしらの対策を講じなければ。

そのままみんな「仕事する」でしょうね、って言う。

 

実際は”納期”ってやつがあるわけで、そんな止めるとか言うやつはまあ疎まれますわ大体。納期が全てですよそりゃ。
だからこそ、問題が起きた時にどう対処するか、対処にどれだけの時間がかかるか、という試算を予めしているプロジェクトはつよい、強いのでしょうが………

やっぱり作るために用意された時間が短かったのだろうなあと思います。2年はなかったのは間違いないので………

上記は全て理想論です。

 

お客さんの立場に立って見る、という行為、めちゃくちゃ難しいよなあと思います。

ゲーム作ってると、作ってる本人は最後まで知っているので「ここは辛いけど、この先に良いことがあるから!」「コレについて説明しないけど、あとで凄いどんでん返しがあるから」みたいな気持ちで展開の谷を作りがちです。
ダンジョン内の分岐位の短いスパンでやるならまだしも、それをシナリオで、しかも長いスパンやるとプレイヤーの気持ちのテンポは確実に落ちるんですよね……人はわからないものが嫌いなので………

最後まで知っているので面白い話、は初見で読んだら冗長な話、なので。

これね~~~ボクめっちゃやりがちなんですよね~~~~マジで~~~~~~ホントね~~~~~~超気をつけないとね~~~~~~~~

気がついたらやっぱりその時点で止める勇気、大事だよなと思います。納期とは戦うことになるけど。睡眠……時間………

 

 

最初に話した「け2だけじゃなくて表に出てないこういうことはいっぱいあるかも」という話、ようは「客を騙せた時代はもうそろそろ終わりを迎えている」という話です。営業だけで物が売れる時代は早々に過ぎたなと。

 (ドリキャスの時そんなに記憶ハッキリしてる訳ではないけど、ゲームの内容よりも湯川専務のストーリーしか気にしてなかったなって思う)

 


面白いものを見極める目が欲しいぜ~~~~~!!!ってなりましたとさ。おしまい。

 

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この動画のケヴィン・ファイギのくだり、めちゃくちゃすきなので見てない人はぜひ。

 

なんか話がシッチャカメッチャカになってしまいました。感情の赴くままに文章を書くのは気をつけよう!