オチがなくてよい日記

思っていることをできるだけ取り繕わない形でかくばしょです。日記はむりなので週記くらいにしたい。

金野火織の金色提言とオタク・ノスタルジック文学の話

technorch.hatenablog.com

金野火織の金色提言、曲コメもう公開になってたんですね。ついさっき気づきました。

知らない人はすごい文章だなあ、これ曲のコメントなの?とか思うかもしれない。

 

オタク・ノスタルジック文学に滅茶苦茶弱いんですよ。私。

このカテゴリーは私が勝手に提唱しているもので、説明すると

①オタクが昔のサブカルを懐かしむこと。(近年においては、とりわけゼロ年代オタクが過去を懐かしむ場合を指す)

②オタクが自分の学生時代にあったこと、起きたことを、通ったサブカル(ゲームマンガアニメその他諸々)を通して話すこと/或いは単純にオタクが昔のサブカルを懐かしむこと(とりわけゼロ年代オタクがを指す)

①においては、もう「VTuber」という文化そのものが2000年代後半の「ニコ生」文化の文脈を通っている人間であればあるほど避けることが出来ないのは、今のインターネットをやっているオタクなら説明するまでも無いことですし、名取さなという存在そのものが「オタク・ノスタルジック」であるとまでいえます。名取ガリベンガー出演本当におめでとう。

②は、例示するならこういうのです。

sizaemon.hateblo.jp

日記のときだけ紅茶を嗜んでそうなナイスミドルになるまゃん師父だいすき。ほんとあこがれてる。

 

①に関して言うならぼくはもうこの年代ぶち当たりのオタクなので本当に避けられないですし、ゼロ年代オタクノスタルジックは昨今のトレンドなのでおそらくもう数年は続いていくだろうと思います。

②は①に近いのですが微妙に異なっていて。「だがしかし」みたいな単純なノスタルジー作品にプラスアルファしてオタクの要素が乗るもの、要するに「ハイスコアガール」ですね。あれはぼくよりも7,8歳上って感じなんですけど。

①は避けられないとして、②にも弱くて。多分歳を重ねたからって所もありますけど、其処だけじゃない元々持ってる弱点的な気もしていて。私にはオタク・ノスタルジックがめちゃくちゃ刺さる。

 

その発端って何なんだろう何なんだろう、って突き詰めると。多分、DJ TECHNORCHなんですよね。

 

web.archive.org

(あの会社、なんでこうやって過去の歴史を尽く消そうとするんだ?マジで昨今の時代の流れとかなんにも知らないのか本当に??)

 

多分、私の初めて触れた「オタク・ノスタルジック文学」だと思う。

ぼくが聞いて衝撃を受けたガバってものに、もっと早くに触れて、僕よりも本当に其処にすべてがあって、救われてしまった人が居たんだってことに衝撃を受けて。

以降、僕にとってスーパーソーの泣きシンセはどんなJ-POPの泣きメロより遥かに泣けるものになってしまった訳です。Gothicsystem2011のシンセは未だにいつ聞いても泣く。

 

 

氏は上記のHELL SCAPER Remixを担当した後、丸々1年半ほど活動を休止します(先述のLastEscape Remixは「もうコレ以上自分が逃げ出すことのないように」という意味を込めて付けたものだったそうです。自分を救ったとまで言える曲のRemixを担当したというのにもかかわらずそんな悲しい名付け方ありますか)。

その後音楽活動を再開し、5年後にIIDXに復活。復活して二年後に出た曲のコメントがコレ。

p.eagate.573.jp

 

コレを読んでの感情、巧く言語化出来ないんですよね。それだけテクノウチ氏に僕を含めたオタクは感情を載せちゃったのかなあとか。

ソレまで友達がいなかった自分が、GABBAHから音楽に目覚めて作曲をはじめて、インターネットで評価もされて、大学に入って友だちができて彼女が出来て。ついにメジャーリーグであるBEMANIにも入って。そうしたら、自分は新しい音楽と言われるものを作ったのでこんなに関係が増えたのなら、ずっと代わりの聞かない音楽を作り続けなければならないんじゃないか?って。その事を、氏のCD(The BEST OF DJ TECHNORCH)にコミケ会場特典でついて来たライナーノーツではその事を「日本刀を研ぎ続けなければならない」と評していて。

普通じゃない人が普通であることにこだわり続けるとどうなるのだろう。全てに理由がないと納得ができない程度に自分に自信がない人が”メジャーリーグ”に入ってしまったらどうなるのだろう?

 

 

そこまで思ってしまっていた人が、そっから何年も後に、金野火織の金色提言の曲コメントを書くんですよ。

p.eagate.573.jp

【なんか知らんが  心が動く  あなたのそれは何ですか】

 

一つお願いがあります。もしあなたの人格が成熟し、興味の対象が「ソレ」から別の次元の「アレ」へと移った時、どうか今のあなたを高めるために過去あなたが好きだった「ソレ」をおとしめる事はやめて下さい。あなたの青春を辱め、あなたがあなたを辱めることをどうかやめてください。

【好きを貶して自画自賛ですか?子供笑うな来た道だ】
【金野火織は自分で決めたい】

 

 

おそらく氏が、此処まで言えるようになったことの1つには、EDP2017があったからなんだと思います。人は人の背中を見ているし、人もまた人に背中を見られているのかもしれない。

自分語り641 - #EDP2017に出てよかった - moved → www.technorch.com

 

私は私が届けたい人に音楽が届き、私の音楽で支えたい人の人生を支えていた。これ以上の証拠があるだろうか。もしかしたらイベント中に歓声をあげている人の中にいるかも、Twitterですごくカッコイイ曲ですねと褒めてくれる人の中にいるかもしれない、とぼんやりと考えていたけれど、彼に完全無欠にこれ以上間違いなく届いていた。音楽を作る意味が完全にあったんだ。

 

こんなストーリー、世の中にありますか。
ありますね。多分いっぱいあります。スポーツ選手とか、アスリートとか、多分そういう人たちの伝記とかエピソードとかにこういうのはいっぱいあるのでしょうね。でもぼくの目には入ってきてもそのまま心に止まらなかったのだと思います。だってわからないから。

でもコレなら分かる。だってオタクの話だから。土の下の話だから。

 

 

果たしてぼくはここまで「すき」と言えるものがあるのだろうか、と金野火織の曲コメントを読んで考え込んでしまいました。ぼくは本当にゲームがすきなんだろうか。

腰が重いといつまで若くいられるのだろうの話

大体書くネタが無い時はネガティブなネタになりがちです。

 

元々、何を始めるにも滅茶苦茶腰が重いタイプでして。この日記も一日すっぽかしてしまうと次を書くのが滅茶苦茶めんどくさく感じます。

例大祭で買った本とかCDの感想も書こうと思っているのですが「なんか急に3,4枚ばーっと書いたらウザいかな」とかなってしまって結局書かないという。とても良くない。

ついでにいうと「エンドゲーム見に行かなきゃなあ」とか「SEKIROやりたいなあ」とか「実はオクトパストラベラーまだ終わってねえんだよな」とか「Vroidも勉強したい」とか「まあソレよりも今はゲーム開発でしょ」とか「MVそろそろ触りてえなあ」まあいろいろ渦巻いて渦巻いて結局一日の貴重な余暇を無駄にしたりとかね。何なんでしょうか。

 

 

ぼくはかなり他人の影響をうけやすいと言うか、話している人に応じて頭の回転スピードがかなり変わってしまうタイプでして。言葉を変えると人に合わせて反応が変わるクソ野郎なのですが。

頭のいい人、回転の速い人とか物事を深く考えている人と話すと「今追いつけなかったな」とか「今は大丈夫だったな」みたいなことがありまして。根本的にぼくはいつも付け焼き刃のおっとり刀で生きている人間なので、積み重ねがさっぱりないので基本その場の脳の回転だけで喋ってるんですよね。

なので、コレいつか絶対歯車がガキーッって軋んで動かなくなる気がしていて。それが何処でいつ来るのかっていうのが怖くて………。すごいクリティカルなタイミングで来たらもうホントに死ぬしかなくなるんじゃないかなとか。

そのへん、今までだと「あーーこわいよーーこわいよーーー」っつってビビってばっかで結局何もしないやつなんですが、なんか周りの年上の方々を見ていると大体30代前半で一度体調を崩してたり某かの病院にお世話になっていたりなどするのを見るので、こわいよーーこわいよーーーじゃあすまないでしょという思いもあり。まあこれは頭の回転だけの話ではなくなってくるのですが。

まだギリ20代のうちに先人の轍を踏まず、知恵を糧にしないと流石に教えてもらった知識などが無駄になるのはもったいないというか申し訳ないので………

 

とりあえずお腹が出てきて種付けおじさんみたいになるのマジで嫌なので、超初歩的かつ低レベルなプランク運動から継続したい。

 

あれこの話こういうオチでいいんだっけ?まあいっか。元々こういうレベルの日記でしたね。継続がだいじ。

 

やるきがないの話

うおおおお 今日は本当にやるきがない なんもやりたくないですね

 

数週間に一回こういう日が来るので、その日ってほんとなんもしたくないのでゲームも本も映像も音楽もなんも摂取したくないのですよね。とはいえログインボーナスは取るけど。

 

インターネットを見ていても今日は特になにも思ったこととか考えたこととかがない………無……。
biim兄貴インタビューはおもしろかったのでまた今度感情がある時に書きたい)

 

こういう日があるので思ったりゲームとかアニメの摂取率が悪いんですよね私………よくない……

例大祭と女児先輩たちの話

例大祭おつかれさまでした。えっ今!?

 

なんか例大祭の話しようと思ってたんですけどすっかりわすれてて、今思い出したんで書くというだけのやつです。

 

reitaisai.com

 

ほんと人が多かった様に感じましたね。実際数字的にも多かったらしいですが、西館上下利用っていうのも相まって狭さ的に去年の1.4倍ぐらいの体感って感じで。神主列、一度登山(登坂)して下山するのキツかったけど楽しかったすね。

今回買いで会場回ってて感じたのはまず「人の多さ」と、それと「親子連れの多さ」「女児チームの多さ」ですね。

親子連れは去年一昨年からずっと「居るなー」って感じではあったんですけど、今年は「父母同伴の娘さん」をすごい見かけましたね。霊夢島の壁周辺に居た時、「◯◯(娘さんの名前)ーー!!✕✕(お目当てのサークルさん)は此処だぞー!!」って、人の多さに迷いでてしまった娘さんを呼び止めてるお父さんお母さんなんか数回見たなあと思って。1回じゃないんだっていう。

それと、ぼくは今回はじめて見たのでいうと小・中学生位の女の子だけの2,3人組ですね。割と多かった。えっ今日アイカツのブース出てたか?っていうくらい。

いやまあ、ある意味アイカツなんだと思うと言うか。

 上記の2つとも霊夢(レイマリ)島で、べにしゃけさんシノバさん辺りの人たちが滅茶苦茶若い女の子の支持が高いんだろうな/あずまあやさんが茨華仙で滅茶苦茶若い女の子連れてきまくってんだな、ということを思い知った感じ。みんな霊夢魔理沙すきなんだなあ。

 

親子連れは全盛期の例大祭も多くなかった?っていう(多分今例大祭に来てない)人は多いかもなんですけど、前と明らかに違うのは「親がオタクじゃない」んですよね。どう見ても一般の人。全然東方についてよく知らなくて、子供につれられてきてる。それこそジャンプフェスタの女の子版なのかなって思ったりとか。

東方ゲームショウにゲーム置いてた人から「子供さんがプレイしてる後ろでお父さんと喋ったらどうやら全然東方のことは知らないみたいで、ご職業も聞いたら全然ゲーム関係とかそういうのでもなく、本当に引率としてきてるらしくて驚いた」って話を数年前に聞いてて、「そんなやつおらへんやろ~~~~~~」ってなってたんですけど。マジだったんだあれ……ってなっています。

ここで1つ気づくのは。今年確かに人は多くて、朝一でカタログが一時売り切れるレベルだったりして、本当にありがたいことなんですけど。でもサークルでお買い物をするのは父母子の3人だったとしても子の1人だけなんですよね。だから人が増えても頒布数が増えているわけではない。

コレってサークル側からすると割とクリティカルな話だったりするので、来場者が増えたー!っつって手放しで喜べるもんでもねえなと(例大祭というイベントの存続の点について言えばもう上々なのはもちろんですけど)。

 

 

 

maisan.hatenablog.com

配置図みてて「えーっ 神主列エロ島のウラなのかーーっ 大丈夫なのーー?」っておもったんですけど、先述の霊夢島とは真反対の位置にあるんですよね。企業ブース、グッズ系(いつもある眼鏡とか、最近できた乙女部とか)も霊夢島の真横にあって、多分そういうことを加味してんだなあと。
神主列並んで思いましたけど、そもそも小中学生っぽい子神主列に居ないしね。(といいつつ朝一のサークル入場レベルの列なのでそもそもそんな人はいるわけがない)実際そのあとの一般にはそこそこ居たのかもしれんけど。

 

 

animeanime.jp

――いわゆる“東方レイヤー”は、コスプレにおいて何か特徴があるのでしょうか?

うひ丸
“東方レイヤー”の大きな特徴としては、2次創作に寛容な文化があるため、原作衣装がアレンジされている事が多いです。衣装に個性や多様性があるので、見る人や撮る人も楽しめるのでは無いでしょうか。

コスプレイヤーさんや衣装師さんの思想と技術で、同じキャラでも同一のデザインというものが余りありません。

珍しいサイトが東方の記事あげてんなあと思ったらコスプレ関連で「このサイトならそりゃそうか」って思って読んでたやつ。こういうの東方ステーションとかでやんないんすかね?

こういう部分とか、小さい女の子に滅茶苦茶訴求すんのかなあとか思ったりした。コスプレ写真集の島とか流石に見に行ったことがないので実態がわからない……えっちなコスROMはワシのブースのウラに合ったけど……正直アレはこうえっち本島と同じには出来ないのかなあ……その方が頒布のハケ的にも絶対いいだろうになあ………っていつも思う(ジャンルが同人ソフト扱いだからどうしようもないとはいえ特例にできないのかなと)。

今後、アレだけ親子連れが増えるとカタログのマップに最初から「18禁エリア」だけ色分けされる未来もありそうだなあ、とおもったりしました。

 

 

 

メキシコ?ここは日本ですよ?

 

 

 

(あのブロゴ公開したらアクセスめっちゃのびてびびりました 逆噴射先生、ジョン=スパイラル・グッドスター先生に勝手ながら感謝を。)

[ブロゴ]おまえはアイドルマスターシャイニーカラーズで真の煌めきを見る

 

 よくきたな。おまえはまた今日もツイッターアーでわめく男の恥部を見に来たのかもしれないが、ここはいまからメキシコになった。おぼえておくといい。
 そして先にゆっておく。一万字ごえのとても長い記事なのでよむのなら覚悟してほしい。

 

 おまえのすむ世界には今日もありとあらゆるゲームの情報がながれている。ソシャゲ、ソシャゲ、ソシャゲ………「もうえっちなおんなの子のスクリーン・ショットはうんざりなんだ!ぼくには新しいゲームを始める時間なんてない!」そうわめくことだろう。

 あるいは、たとえ流行っていたとしても、ひねくれたその心が新しいゲームを始めることを拒むのかもしれない。「どうせポッと出のバズワードなんでしょう?オトナはそういうのとかにはだまされない」そう手元のスマッホの画面を熱心にたたくのかもしれない。
 これらはどちらも完全に腰抜けであることが証明されている。いつからおまえはそんなになってしまったのか?おまえはいつ荒野でただよう亡霊になってしまったのか?

 

 正直なことを言おう。おれも数週間前までは腰抜けだった。だがおれは決断した。

 1年前、ローンチタイミングで確かにおれはこのゲームを触っていた。他とは違う魅力が既にその時点で存在した。だがそれでも瑕疵がないわけではなかった。このゲームはまだバンデラスになりきれてはいなかったのだ。おれはそのままブラウザを閉じて酒場に向かい、コロナビールを決め込んだ。

 1年後、もう一度そのゲームに出会うことが出来た。やつはコナンのように強靭な肉体をおれに見せつけてくれた。もうあの頃の腰抜けではないと。真の男に生まれ変わったのだと。だからおれはそのゲームについておまえに伝える必要がある。このメキシコを1年間生き延びたゲームを。

アイドルマスターシャイニーカラーズ」についてを。

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 おまえはすぐ「あーーっ!アイドルゲームかーーー」「リズムに合わせてシャンシャンするのはぼくには合わなくて」「ブラウザゲーは令和にやるもんじゃないでしょ」「ガチャがたいへんなんでしょ?」みたいなことをゆったりする。そうやってすぐ決めつけてほんとうにどうしようもない。
 確かに過去のソーシャル・アイドルゲームには様々な意味合いで辟易しているやつも居るだろう。そのきもちはさっする。だがこの「アイドルマスターシャイニーカラーズ」をプレイした人間はだれもが口をそろえて言うだろう、コレこそがアイドルプロデュースゲームなんだと。

 既にその証明を行っているブロゴはメキシコのサボテンの数ほど存在し、そのどれもがするどいトゲと毒を持つ殺傷力の高いGUNだ。このおれがわざわざこんな場所で伝えるようなことではないのかもしれない。

 なので先に言っておくが、これは誰かに勧めるための記事ではない。

「1年前に触った人間が無料10連ガチャやってるから復帰したらすごい良いゲームになってたので口から言葉がまろびでた感想文」

 それだけだ。ソシャゲってやつは大体1年で身だしなみがととのってちゃんとする、これはメキシコで生きる男ならだれでもしっていることだ。それを今痛感したというだけだ。

 アイドルゲーム、アイドルマスターに概ね深く触れてこなかった人間がこのゲームシステムにどれだけしびれたのかということを暇なら見ていってほしい。

 

 

ーここから大分メキシコ成分が落ちます(ドリトスが尽きた)ー

 

 

アイドルマスターシャイニーカラーズって?

 簡単に言うと、

  •  アイドルが出てきて
  •  数字で殴り合いをしないで
  •  音ゲーをしないで
  •  アイドルをプロデュースして大舞台に立たせるゲーム

だ。

 おまえはインタ=ネットをよく見ているから、怪盗ロワイヤル系カードゲーム型の「デレマス」やリズムゲーム型の「デレステ」「ミリシタ」あたりの事をしっているだろう。アイドルゲーム=音ゲーと思うやつも今は多い。それがはやっているからだ。

 

 

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ホーム画面だ。いまはいべんとがたくさんあるので割とごちゃごちゃしている

  シャイニーカラーズ(以下シャニマス)はそれとは違う、

  •  アイドルに「レッスン」や「お仕事」をさせて能力を鍛え
  •  様々な「オーディション」を勝ち抜き
  •  大舞台「W.I.N.G.」に出場して優勝させ
  •  フェスに出場できる立派なアイドルを誕生させる

 というゲームだ。「デレマス」と何が違うの?おまえはそう思ったはずだ。それはべつに腰抜けじゃない。しらないだけだ。

敢えて分かる人に分かる言葉で説明するが、このゲームは現代に蘇った「パワプロクンポケットサクセスモード」だ

 

 

パワプロクンポケットサクセスモード

 パワプロサクセスモードをやったことない奴のために軽く説明すると、

  • 育成シュミレーションの形式で、選手の能力を上げて
  • 選手それぞれのストーリーを体感し
  • 大きな大会で優勝しエンディングを迎え
  • 出来上がった選手を試合(ペナントとか友達の家とか)で活躍させる

そういうゲームだ。元々ときメモから着想を得てるらしい。

 おまえならすぐに分かるはずだ、これをアイドルでやっているのが「アイドルマスターシャイニーカラーズ」なのだと。

 パワプロクンポケットの新作が出ない以上、事実上パワポケの新作がこれだといってもいい。だがおまえの期待するようなエキセントリックでキュートなベイブ(彼女キャラ)や、ボーイッシュなチームメイトや、無慈悲な縦読みとかダイジョーブ博士とかは残念ながら居ない。顔の良い女はたくさんいる。

 元々のアーケード版/Xbox360アイドルマスターを知っているなら、そこそこアレに近く、且つ現代風のアレンジがされているのがシャニマスだとゆえば解ってもらえるだろう。現状走っているアイマスシリーズでは恐らくシャニマスが一番無印にゲーム性が近い。

 

 いまからそのシャニマスをおれがひさしぶりにプレイして、とてもよかったところをあげていく。

 

 

シャニマスくんのいいところ

1,顔のいい女の顔がいい

 コレに関しておまえはもう何度もその手のブロゴやツイットを見たことがあるだろうからおれは深くせつめいはしない。あえてゆうならつい最近ゲームキャスト氏のすばらしいブロゴが出ていたのでよめ。
(この手のイラスト褒め記事、大体あのサポート三峰がはられるので、アレだけでプレイヤー数万人程度増やしてるんじゃないだろうか)

note.mu

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顔のいい女の顔がいい。そしてちかい。

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厳密に言えばアイドル本人の実像は左の手だけだ。この構図がゆるされているゲームがシャニマスだ。


 TLに流れてきてちょっとわかった気になっているかもしれないおまえに伝えておくが、たまにインタ=ネットにながれてくるシャニマスの1枚絵、あれは別にグッズのイラストではない。ゲームのキャラ絵だ。或いはいわゆる礼装の絵だ。ゲームの絵なんだぞ。とんでもない。顔が良すぎる。絵がうますぎる。色彩設計のきがくるってる。

 さらに言うなら、SSRの絵は動く。Live2Dとかいうぎじゅつの名前をVtuberとかに詳しいおまえならわかっているだろう。はっきり言うが、シャニマス開発のL2Dぎじゅつははっきりゆって他とは桁違いだ。昨年の時点でおれの中でのトップは(ミニキャラなら)アズレンか(立ち絵なら)マギレコだったが、シャニマスが出てきて全て無に帰してしまった。デスチャとかは正直「節操がない」という感想になる。

 

[ついしん]バーで隣になった真の男から「シャニマスはLive2DじゃなくてSpineですよ」というあついスピリタスをもらった。おれはあほで腰抜けだった、あのままではおれはメキシコにたどり着くまえにがけとかから落ちてしんでいただろう。GUNをみがきなおす事ができた。ごしてきにたいへん感謝する。

gamebiz.jp

 

 

 どれだけ立ち絵を動かすぎじゅつに自信があるかと言えば、会話イベント中に「会話ウィンドウ無し音声セリフ無し、立ち絵のモーションのみでキャラクターの感情をあらわすシーンを入れてくる」レベルだ。動きだけで演技をしている。これは自分たちのL2Dぎじゅつに相当の自信がないと出来ない選択だ、それをやってのけている。コナンのような強靭な筋肉をまじまじと見せつけられて、おまえは怯まずにいられるのか?

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顔のいい女が自分の孤独を言い当てられてことばに窮するシーン。ことばに窮しているのでウィンドウが消え、顔だけの反応になる。

 

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最新SSRの三峰。上記記事における灯織系統の攻め方だ。シャニマス全体の目指す画作りの1つに雑誌のピンナップがあることがとてもわかり易い。

 

2,アイドルが(まだ)すくない

 アイマスというとまずそのアイドルの多さだ。デレステが招いた功罪ではあるが、当時のソーシャルゲームや「デレステ」そのものの(どんなおんなの子でもアイドルになれる的な)思想設計からするなら、その方針になることはしょうがない。だが結果的にそれは「全員を知りたい」タイプのオタクからすると非常に入りづらいものとなってしまっただろう。

 シャニマスはまだ出て1年しか経っていないが、アイドルがまだ19人しか居ない。この1年で増えたのは3人だけだ(それもついこの前)。おまえはアイドルのことをすぐおぼえられる、それも全員だ。

 これは新規タイトルだからということだけではなく、シャニマスゲームデザイン的に新キャラクターをよういに沢山増やせないからでもある。

 

 

 

 ここから先はゲームデザインの話だ。

 そしてとてもながい文章だ。やがて真の男になるおまえであれば読んでくれると期待する。

 

 (わかる男に向けて言うが、今回はWING編の事のみを話す。感謝祭編はおれがまだ1回しかMVPを取っていないので、微妙に勝ち筋がよくわかっていないからだ)

 

3,「キャラクターを育成する」事を「ゲーム化」し、「ソーシャルゲームの時間」にうまく落とし込んでいる

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 シャニマスのアイドルには2種類いる。厳密に言うと3だ。

  • 育てるための「プロデュースアイドル(Pアイドル)」
  • 育成を助ける「サポートアイドル(Sアイドル)」
  • (育て終わった「フェスアイドル」)

フェスアイドルは育成が終わったPアイドルの事を指すので、実質2つになる。

 簡単に言うとPアイドルがサーヴァント、Sアイドルが礼装だ。このゲームではサーヴァントに5枚の礼装がつけられる。ガチャ排出時の確率もなんかそういうかんじになっている。

 Pアイドル1、Sアイドル5の編成を組んだら「プロデュース」に入る。

 

 

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 1シーズン8週(=行動選択回数)があり、アイドルの能力を鍛える「レッスン」「お仕事」やファンを増やす「オーディション」などを選択しながら、各シーズンごとの規定ファン数を超えることで、次のシーズンに向かう事ができる。

 毎週、「練習」や「遊ぶ」などを選んで能力値を伸ばし、「練習試合」に勝つ。というとわかりやすいだろうか。

 4シーズンを越えて生き残れば、おまえのアイドルは大舞台「WING」に立つことが許され、そこで準決勝、決勝を戦う。そのどちらもで1位を取ることができれば(それまでのオーディションは2位でも通過になるがWINGだけは1位でなければゆるされない、あの舞台は美しく澄んだメキシコの青い空のようだが、その下には乾いた大地と無慈悲な風があることわすれてはならない)、おまえの手塩にかけて育てたアイドルはゆうしょうする。

 WING出場不出場、優勝または敗退にかかわらず、プロデュースが終了するとアイドルは「フェスアイドル」として能力を保存することができる。

 

 

 ここで気づいてほしいのは、Pアイドルがいれば何度でもこのWINGには挑戦できることだ。

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これは顔がいいがメンタルが弱い大崎甘奈。

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これは歌も顔もそこそこいいしメンタルもつよい大崎甘奈だ。合計値は上の甘奈と300弱程度ちがう。

 これはサクセスモードなので、作りたいアイドルの育成に何度でもチャレンジができる。トライアンドエラーがとても容易だ。一度きりではない。Pアイドルからフェスアイドルは何人でも生むことができる。1枚のカードに何度でもおまえのプロデュースを注ぐことができる。

 そして、Pアイドルに「能力の数値」的な差異は全く存在しない。アイドルには「Vocal」「Dance」「Visual」「メンタル」「SP(スキルポイント)」の5ステータスが存在するが、それらの数値はRもSRもSSRも初期値が全員同じだ。
(レアリティの能力差はスキルのパワー差で現れる、がそれが単純に勝利に直結するかというとそうでもない。そもそもそのスキルもSPをプロデュースで稼いで習得しないとつかうこともできない)

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 このPアイドルのレアリティはR(一番下)だが、能力値が1つ通常カンストし結果的にWINGをゆうしょうしている。じぶんがバンデラスであることを証明したアイドルだ。

 

 

 Pアイドルの初期値は同じ、ではどのようにバンデラスになるのか?そのカギの1つがSアイドルだ。「レッスン」や「お仕事」のとき、SアイドルたちはPアイドルと一緒に行動をすることがある。Sアイドルがどこに行くかはランダムだ。

 たとえおまえがメキシコを生き抜く男だとしても、路地裏から突然あらわれたダニートレホの投げナイフを避けるのはむずかしい。でも目がもう2つあるなら、背中を預ける仲間がいるならそれはことなる。それと同じだ。

 Sアイドルと一緒に活動すると、一人で活動するよりも能力値の伸びが良くなるSアイドルによっては「一緒にダンスレッスンをするとDa+5(ダンスマスタリーDa LV.5)」「一緒にラジオ出演するとVo+3(ラジオマスタリーVo Lv.3)」といった能力を持つものも居る。ちょうど良く一緒に仕事することができれば能力の伸びは通常の倍にもなる。今回のPアイドルの伸ばしたいのうりょくに合わせてSアイドルをならべること、編成がとても大事なことがおまえにもわかるだろう。Sアイドルの編成、そしておまえのプロデュース(=プレイング)によって、Pアイドルは歌もダンスもそこそこうまい女にもなるし、滅茶苦茶顔がいいけどすこぶるメンタルが弱い女とかにもなる。

 

 

 そして、一緒に活動時の能力伸び率、上記のマスタリー能力の数値などは「Sアイドルのレベル」が高ければ高いほど強くなる。WINGでゆうしょうできるかは実質のこのSアイドルをどれだけ揃え、どれだけ鍛えたかが全てだとゆっても良い。

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ふつうは20程度の上昇値が、ダンスマスタリーDaを持っている樹里が居るだけでさらに10もあがる。このゲームにおける10の上昇値はかなりおおきい。

 

 

 Sアイドルはいわゆる他ゲーのキャラなし武器や礼装である。SR礼装があまり無駄にならないガチャが、回す時にどれだけ精神的負担が少ないかわかってもらえるだろうか。

 

 

 さて、(おまえがこのゲームに慣れたことをそうていして)シナリオ部分を飛ばした場合、一回のプロデュースにかかる時間は2、30分も無いだろう。パワポケサクセスモードを知る人間であれば、これがどれだけ手短に、今風にアレンジされているかがわかるだろう。

 「ソシャゲで30分ーー!!そんなバカなー!!」そういうヘイターが現れることはおれにもわかっている。だがはっきりいって、毎日何度もなんどもアイドルをプロデュースする必要がこのゲームにはほぼ無い。ウィークリーミッション的な話をすれば、最低限で週に3人だ。ほかのソシャゲと違ってほぼほぼ「周回」を必要としない

 それでもスタッミナが余ることはある。事実私が1年前にこのメキシコを離れ腰抜けに成り下がったのは、プロデュースしなきゃスタッミナがあふれるとかそういう気持ちに苛まれたからだ。でも今は違う。

 

 

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 シャニマスにはこの1年で「営業」が追加された。Sアイドルを5人選んで営業に行かせて、特定の時間が経過すると経験値や報酬がもらえる。おまえはこのシステムを「遠征」という言葉で頭に刻んでいるかもしれない。
 営業には「差し入れ」を追加して経験値や報酬を増やすことができる。この差し入れをスタッミナで製造できるようになったのだ。もうプロデュースせずに余り続けるスタッミナはそんざいしない。全てはなんか甘そうなマフィンにへんかんされる。

 

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営業は終了しても3時間のマージンが有り、その間も経験値が貯まる。おまえがメキシコで無慈悲なたたかいや満員電車にゆられてなかなかスマッホが開けないときも、シャニマスはこころがひろいので3時間程度はコロナを飲みながらまってくれる。

 

 

4,「ストーリーの厚さ」がそのまま「能力値の高さ」につながっている

 プロデュース中には「発生イベント」が起きる。このイベントはPアイドルやSアイドルがそれぞれ持っているものだ。アイドルになった経緯、このイラストで描かれている状況が何故起きたのか、といったシナリオが展開される。

 「シナリオは良いけど単純に数値の育成したいだけなので邪魔だなあ……」そういったゲームの「ゲーム性」たるなんかよくわからないモノを崇敬し妄信するタルサドゥーム共が現れることも予見済みだ。シャニマスがその程度のことを把握していないわけがない。

 なんとイベントを見ると能力が上がる。これはとんでもないことだ。
アイドルたちの生き様や、顔がいい女と顔がいい女の顔が近いエピソードなどを見ると、自分のアイドルの能力が鍛えられる。

 

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 これ、SRのアイドルよりSSRのアイドルの方が「持っているイベントが多い」という作りになっている。つまり「レアリティの高いアイドルの方がそのアイドルについての一面をたくさん知ることが出来、かつ能力値の伸びる回数も多いため強くもなる」という、フレーバーとゲーム性の両面から「つよい」を作り出している。コレに気づいた時におれはがくぜんとした。

 

 

 SRアイドルも確かにつよい。だがSSRとはイベント数で大きくことなる。RやSRがつよいゲームでもきちんとSSRがほしくなるつくりになっているのだ。

 イベントの発生条件に凸数(=重ね枚数)は関係がない(絆という数値が関係する)。ここでもガチャ的にはうれしい。1枚でも持っていればそのアイドルのシナリオは頑張れば全部見れる。

 もういちどゆうが、この発生イベントはSアイドルも持っている。寧ろSアイドルのイベントのほうがカップリング要素が強く、へいきで顔がいい女と顔がいい女の顔が近くなる。それが礼装枠、Sアイドルを持っているとたくさん見れる。

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これは顔がいい女の家で台本の読み合わせをしていた顔がいい女が、終電がなくなったのでなし崩し的に家に泊まることになり、練習途中そのまま寝入ってしまい顔がいい女が顔がいい女を起こすイベント、いわゆるセックスの後のシーンだ。

 そしてもちろん、これらのイベントはワンボタンでスキップでき、2倍速、4倍速早送りにすることもできる。

 

 

 Pアイドルのイベントに於いては、選択肢によって「Vo」「Da」「Vi」どの能力値を上げるか選ぶことができる。どれを選べばどの能力が上がるかは非公開情報なので、その時のプロデュースに応じた選択が求められる。

 選択肢イベントはもう一つ有り、選択肢によって好感度が上がったり下がったりする。しかも回答が制限時間内だ。一瞬でおまえは男をみせなければならない。
 時限選択肢はアイマス、ひいてはギャルゲの十八番であるが、おまえは「このゲームは今風なんじゃなかったのか!わるいところをリスペクトするな」と嘆いたりする。そのきもちはすこしわかる。人はつねに正解したいと思うのがつねだからだ。

 だがそれもこの1年で変わった。プロデュースの際に「アイテムを持ち込む」事ができるようになった。

 

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秘密のメモ帳があると、どの選択肢がPERFECTなのかがわかる

 「アイテム」の中には、上述の選択肢の答え(どれが好感度UPか、どの選択肢でVo/Da/Viのどれがあがるか)が見える「秘密のメモ帳」という必須アイテムがある。プロデューサーにメモ帳、ナチョスハラペーニョ、ギターケースをかついだバンデラスだ。しかもこのアイテムはめちゃくちゃ入手頻度が多い。さっきゆった「営業」でじゃらじゃら手に入る。週3のプロデュース頻度で足りなくなることはほぼ無い。弾数制限のないロケットランチャーのことをおまえは考えたことがあるか?

 アイテムには他にも「好感度がいきなり上がった状態からプレイ」「トレーニング失敗をなかったコトにする」「トレンドを書き換える(オーディションでVoDaViどれが高得点を得やすいかは毎週ランダムに決まる。これが自分の伸ばしていた能力とWINGの週トレンドとが一致しなかった時どれだけの力をもつかわかるか)」とかがある。1年前には考えられなかったほどWING優勝への道は舗装されている。荒れ果てていない地はメキシコなどではないとおまえは断ずるかもしれないが、オレンジ農園とかでしあわせにはたらく生き方もメキシコにはある。

 

 

 

5,シナリオがちゃんとしていて、キャラクターの質感がとてもある

 これも最近のスマッホゲームではあたり前のことだし、蛇足になるような部分だが、おれがはなしたいのではなす。

 

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 シャニマスには最近3人の新アイドルが追加された。黛冬優子、芹沢あさひ、和泉愛衣だ。3人共なかなか癖が強く、割とR.E.A.L.なキャラ造形(見た目ではなく内面の話だ)をしている。

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 それぞれとてもいいのだが、おれがきになったのは芹沢あさひだ。彼女は典型的なADHDとして描かれている。多動持ちの恐らく日常に支障が出るレベルのADHDだ。

 彼女は町中のオーロラビジョンに写ったダンサーを真似して町中で踊っている所をプロデューサーにスカウトされる。ソレ以後もずっとダンスに夢中でプロデューサーとはずっと話が噛み合わない。しかしダンスやライブになると圧倒的な過集中を見せる。

 オーディションに勝利しても全然心ここにあらずで、おわったあとは「あの機材めっちゃたくさんありましたね!見てきていいっすか!」と周囲のスタッフや争ったアイドルたちのことを一切見ていない。

 それが、ライブを勝ち進みWINGが近づくと、オーディション勝利後のコメントが変わる。彼女は勝利したことを感覚として認識するようになり、喜ぶようになる。

 

 芹沢あさひは、通常1種類しかないオーディション勝利後コメントが、Rキャラにも関わらず2種類あるキャラクターになっている。このゲームは彼女が他とは違う症例をもつ人間であることを現すために、わざわざ演出を1つ追加しているのだ。Rキャラに。

 何故彼女が此処までADHDであることに確信を持つかと言うと、軽いADHD持ちである私自身が例の「秘密のメモ帳」なしで彼女の好感度選択肢を全て当ててしまったことにほかならない。このテキストを症状をもたない人間が描いたとするなら、その質感の表し方に悍ける。

 

 だいぶじぶんがでてしまいメキシコ成分がゼロになってしまったことをゆるしてほしい。

 

 

 6,戦闘がたのしい

 「アイドルゲーに戦闘?とうとう予測変換に毒されて脳があほになってしまったのか?」おれがサルーンに入りシャニマスの話をするたび、こんなことをいうあほや腰抜けはいる。いるからおれは何度でもわからせる。シャニマスは戦闘がたのしい。

 戦闘とは何か?さっきから何度も言っているプロデュース中の「オーディション(=ライブ)」だ。

 オーディションには3人の審査員がおり、こいつらをわからせれば勝ちだ

 

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 おまえのアイドルはそれぞれ「ライブスキル」を持っている。Pアイドルは4、Sアイドルは1だ。オーディションには5人で臨むので、スキルは8枚。その中から3枚が選ばれ、1ターンに1つ選び審査員に向かってアピールする。
スキルにもVo/Da/Viどれかの属性が有り、審査員もその属性を持つ。属性が合っている(Vi審査員にViアピールする)ならウケがよく、相手へのわからせ度も高い。

 審査員側もケチを付けてくる。リズムが合ってないだの、ステップが違うだの、なんか表情がよくないだの、いわゆるサイコやろうだ。サイコやろうの戯言なんか気にしなければ良いのだが、おまえのアイドルはまだ年端もいかない女の子なのでたいへん傷ついたりして主にメンタルが減る。メンタルはようするにHPのことだ。

 審査員を完璧にわからせると、あいつらは星をくれる。ナチョス。30%以上のわからせを最初に与えたやつに大体2ナチョス、一番最後にわからせたやつに大体4ナチョス、最もわからせてきたやつに大体10ナチョスをくばる。このナチョスを一番集めたやつが、そのオーディションにおける勝利者

 最初にこのシステムをプレイすると「サイコやろうがマジでサイコやろう」「どこに攻撃飛んでくるか分からねえ」「これメンタルの初期値本当にこれで合ってます?」といった事を感じるやつも多いだろう。おれも同じことを感じた。大体まともにやるとサイコやろうからの心ない指摘で大体メンタルを失ってその場から去ることになる。

 しかし何度もやると気づくはずだ、サイコやろうがごちゃごちゃ抜かす前にわからせてやれば良いことに

 

 

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 ライブスキルはSP(スキルポイント)を貯めると、初期の1倍アピールから2倍、2.5倍などの強力なスキルと差し替えることができる。さらに付加効果で「能力値アップ」「他アイドルの能力値ダウン」「メンタル回復」「超強力4倍アピだが被弾確率アップ」などを持つ強力なものもある。

 そしてももう一つ重要なのがパッシブスキルだ。これは条件を満たせば確率で発動する。最初は極めて薄い効果にしか思えないが、スキルポイントをためて複数のパッシブスキルを取得し同時に発動させられるようになると、上記のつよいライブスキルと組み合わせて、サイコやろうを一撃で黙らせてナチョスをぶんどることが可能になる。コレが決まったときの快感が実にきもちがいい。

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最高にきもちがいいバフの図だ。(ただコレは今回は話さない「フェス」モードの画面なので、通常オーディションで此処までバフを乗っけられたことはおれはいちどもない)

 

 そして、アイドルは「思い出アピール」という全体魔法も持つ。ロケットランチャーだ。サイコやろう全員を一撃で焼き払うことが可能になる。コレにより一気にラストアピールを複数稼いだりすることができると、本当にきもちがよくなる。

 弱点属性攻撃、バフ重ねがけ、ターゲティング、全体魔法、シャニマスはただのRPG戦闘であることをおまえはりかいしただろう。

 

 このゲームは短時間でサクセスモードをやり、出来たキャラでRPGターン戦闘をやる。実に「ゲーマー」好みのゲームループになっていることにようやくおまえが気づいたのなら、この10000字はなにかしらの意味があったのだろう。

 

 

 

 

 

 

 とてもながくなった。ここまでついてきてくれたR.E.A.L.な男であるおまえなら、おれのゆってることが伝わってくれたはずだと信じている。

 シャニマスはただ絵が優れているだけではない。ゲーム部分もとても優れていることをおれは伝えたかった。おれは自分を信じ、納得の行くように進んだ。つぎはおまえの番だ。

 

 

 シャニマスはインストールの必要がない。なんとインタ=ネットでできるブラウザゲーだ。下のページに行き「enzaですぐにゲームを始める」を押せばすぐにはじめられる。 

shinycolors.idolmaster.jp

 (最近スマッホアプリ版も出たので昔より楽にスマッホでもプレイはできる。営業の時間チェックとかをする時に向いている。アカウントは共通なので、家ではブラウザ、外ではアプリ、といったことが可能だ)

 

 そしておれはよくしらないが、たぶん始めるとスタートダッシュなんちゃらとかですきなアイドルが出るまで回したりできるだろう。さらに言うと、5/13までに始めれば無料10連期間中なのでその日数分は回せる。さっきも話したがこのゲームで10連ガチャを回す=SR程度のSアイドルがほぼ確定で手に入る=とてもつよくなる、だ。おまえが今すぐに始めるなら、一人前のガンスリンガーになるために持っていなければならないものはすべて揃っているにひとしい。

(本来ならばこういうおすすめ記事は無料10連が始まった時に書くべきなのだが、おれ自身がその期間に復帰したのでむりだった)
(これは無料10連中だからなのか、おれの知らない間にかなりシャニマスくんが有情になったのかはわからないが、無料10連を回した11日間中にSSRが出なかった日が2日しかなかった。シャニマスくんはサイコやろうなのか??運営とかそういうのはだいじょうぶ???)

 

 

 本当にこの荒野に踏み入れさらに生き残りたいのであれば「シャニマス WING 攻略」などで検索し、上の方に出るスカム=ウィキを払い除け個人の攻略記事をみると良い。こういうゲーム性なので古めのゲーマーが集まるのか、そういう記事は割と豊富だ。

 おれはこの記事にたいへんおせわになった。

heyakarahasshin.hatenablog.com

 

 

こんかいは、いじょうだ。なお、おれはジョン=スパイラル・グッドスター先生ではないので、こういう記事はたぶんもうかかない。すごくつかれた。

おまえの歩む赤茶けた荒野に煌めく光が色をもたらすことを、おれは祈っている。

 

 

出すタイミングと「やさしさ」の話

今見たら内容が保留になってましたね。ざっくりいうと
「全員申し込み受理して当選させた後にイベントの規約を変えて頒布できないジャンルを作ってしまった、辞退するスペースに返金はしない」と言った、というやつ。

流石に突然過ぎてダメですね。返金しないと言い切る勇気はあるのに此処で一旦保留にする程度の意気地だったのかよ、とはなる。いろいろ転売の危険が高いアイテムジャンルを許容することの是非もありますが、やり方が良くなかったという。

 

booth.pm

BOOTHの東方のやつも最初そうなのかな、と思ってたら履行されるのは8月からとのこと。焦った。最初読み間違えてましたすみません。
3ヶ月弱前の提示なのでそこそこ有情かなとは思います。そこそこ。

先に行っておきますと、ぼく自身はこういうガイドライン敷かれるの自体は「ZUNさんにお金が入るから」っていうポイント一点のみで賛成です。それがあるならもう何も言えることなんかないじゃないですか。神主の酒代にしてもらえるんだぞぼくらの売上が。毎秒差し入れしてるようなもんじゃん。毎秒売上はないけど。

 

ただ、そうだとはいえ、今回の「情報の出し方」はやっぱりビビると言うか。

みんなびっくりしちゃったのは、やっぱりBoothってかなり同人即売会と同じに見ている人が多いというか、自家通販の延長線上だって見てる人が多いからだと思うんですよね。ある意味プライベートスペース的に思ってた所に「元締め」が入ってきたらそりゃ大声あげたくなる気持ちはあるかなと。

ただ例え「そのくらい気軽に使ってくださいね」と謳っているサービスだったとしても、会社が運営する以上法律に基づいて動き作られるわけなので、他のダウンロードプラットフォームと別扱いにはならないのよね、という。当たり前ですが。

コレについてPlayDojinとかBOOKWALKERとかと同じラインで考えるのはやっぱり少し難しくて。アレらはやはり「法人格じゃないと通常は頒布できないプラットフォームに載せるための手段」であって、今回のは「DL販売における新たな取組」になるので。なにも色が乗ってなかった場所に新しい色を置くのと、グレーになっていたある区画を白黒ハッキリさせるのとはやはり考え方の上で少し違う。

 

此処はなんともハッキリさせるとアレな部分ではあるんですが、東方が二次創作楽だったのはもちろん他じゃありえないほど創作におけるガイドラインが緩めであるから、ってとこですけど、その楽は何かと言えば同人の範囲内であれば版権料払わなくても堂々と大手を振ってやっていい所だった部分もあるわけです。言ってしまえば。「東方ってそういうのがないから良かったんじゃん!」っていう気持ち、無いと言ったら嘘になると思う。

ただ、恐らく管理団体を立てた人たちっていうのは「このゆるいシステムをそろそろ悪い使い方する人が出てきた、或いは既にちょっと増えつつあるな」っていう部分を見て設立したり適用したりしてるんだろうなと。

「もうそういう時代じゃないから」っていうのは、大きいかなあと思います。ハッキリさせないとよく解ってくれない人っていうのは、人口が増えれば増えるほど割合を増すものなので。そのために作る決まりで”目に見える”ダメージを受けるのは大体、既にその場に住んでいた人たちなのは世の常です。でも、取り締まらないと全体がいつかは崩壊してしまう。

 

って、言うことは滅茶苦茶解っているので、だからこそ管理したりする側にはもうちょっと伝える側に対して「やさしく」してほしいなって思ってしまいます。

例えば上で貼ったBOOTH東方二次創作ガイドラインを、BOOTHのトップページかさもなくばせめてBOOTH Fes東方回のページにめちゃくちゃ解りやすく置くべきなんじゃないの?っていう話とか。

ああいう書き方をすると音楽サークルだけが割りを食うような状態に見えるのを、もうちょっと伝え方を変えられないか、とか。8月履行なら何故この勘違いを生むようなBOOTH Fes.前のタイミングでプレスリリースしたの?とか。(逆に一番見てもらえるタイミングだから、だとは思いますが)

skeb.jp

Skebの規約とポリシー、とても「作家向け」に作ってあって、難しい文と要点をまとめた文とが両方書いてあるのが非常に僕は好きです。やさしいから。易しいではなく優しい。「利用者の層を考え、利用者に一番伝わりやすく且つ情報が曲がらない形式についてとても考えが練られている」所がです。気が払ってある。
全てがこうなるべきだって言ってるわけじゃないです。このくらい、とは言わないまでも、伝えることにおいて気を使うラインは見定められたんじゃないの?という気持ちにね。

そのへん、別に考えなくて良いことっちゃあ良いことなんですよ。上からローラーでびーーーって轢いちゃえば別にいいことではあるので。だけど、それが出来ちゃう立場であるからこそ「それをしない」ということの必要性が解っている人たちであってほしい、という願いですね。ロードローラーするのは長く見たら不利益なことなのでそれは。

まあどちらにせよ一番は新規登録が全然できない状態のまま発表したら不安も広がるでしょうって話です。こっちは人が少ないんだぞ、は別に何の盾にもならないし、同人界隈にいたとしても、会社であるとしている以上サークル的な言い訳を振りかざすのは寧ろ辞めてほしいし、可能ならそういう風に此方が察せざるを得ない状況を頻繁に作り出すのはちょっと落ち着けないよね、という所です。

 

ソシャゲとかもそうなんですけど、大体リリース直後ってそんなちゃんとして無くて、一年くらいでその売上を元にきれいに舗装されていく部分はあるんですよね。きのこの人が「ロンチ直後のFGOは草ボーボーのサーキットだった」って表現してるのは本当に的バッッツーンって得てる。

走っていく間にきれいな道になっていくことを願っています。

 

 

めちゃくちゃ面白ワードがない記事書いちゃった。ちんぽ

感性の衰えの怖さと人間宣言の話

 

なんというかこう、手心を…の画像(すでにリプ欄にある)

 

なかなか歯ごたえのある文と分量なので読むのは大変なのですが、読むと面白いと思うので良ければ。概ねロジックで殺す感じです。

 

とはいえ僕も2に関しては「比較的昔のおじさんたちが、誰も責任を取ろうとせずに作ったのかもしれない」というのをこの日記前に言及していて、見て感じたことはこの記事とだいたい同じでしたね。辛かった。
何でしょうね、すこし世代の古いクリエイターが「人と人同士が居たらギスギスするだろうが、それがリアル」ってなっちゃうの滅茶苦茶頷くんですよね。だってその辺の人たち全員ガンダム見てしまっているでしょ。ファーストの影響があまりにも大きいでしょ。

実際富野御大はそういう描写をしているけれど、その描き方というか台詞回しが、やはりとてつもなく質感があるので良いんですよね。ただまあ結果的にお話がオチなかったりする所もありますけど。
今の子達たぶんそんなギスギスしないもん。だって普通に不利益だしね。

 

いやー、ほんと。自分の感性が衰えるのって本当に怖いんですよね。だって衰えたかどうか、一番気づかないのは自分なんですよ?

ずうっっと自分の中で抱えていることは「僕は技術を当てにされたことはない」ってやつで。どっちかというと浅くて広い知識の分野だったりが多くて、それはそれで当てにされるのは大変うれしいんですけど、怖い気持ちもあって。

知識を売りにしていると、情報の更新が常に行われてないといけない訳ですよ。古いエビデンスしか持ってないと普通にウソつきになっちゃうので。だから「現地」に赴いて知ることが重要だし、「過去」の記録だって可能な限り目を通して知っておきたいと思うし。その上で今何が起きているのか類推するのは楽しいですからね。

と、いっても、技術職の人だって常に腕と頭を更新し続けないと仕事が来なくなるタイミングがあるんだろうなあと思うと、同じなのかもしれないですけどね。人は生きる限り知識を取り入れないといけないし頭を回転させないといけない。楽は出来ない………

 

そう思うとほんと周りの人たちが滅茶苦茶完璧に見えてくるんですよね。
ありがたいことに結構いろんな分野のプロフェッショナルや好事家と交友させて貰っていて、彼らの事を見てるとずっとずっとずーーーーっと「俺はいつになったら『私◯◯チョトデキル』って言えるようになるんだ?」みたいな気持ちになったりとか。しますね。

彼らだって其処まで詳しいということはさらなる沼の深みを知っているわけで、だからこそ「自分はまだまだ」の気持ちで延々と潜り続けているのでしょうけれども。

でもホントそれを見てると「絶対に勝てないなあ」って思います。彼らは本質を見ている。本質自体に興味をもつことが出来て、そのお陰で本質を見定めることが可能であると。

そうなりてーーーなーーーーっって思いますね。

 

numbers2007.blog123.fc2.com

この前の伊集院ラジオなんですけど。ひっさびさに滅茶苦茶好きなタイプの話が来て。

すごい人、自分が尊敬する人とかが、なんかもうスゴイダメなことをつぶやいてたりするともう嬉しくなっちゃうんですよね僕。「あの人、人間だったんだ!!!人間宣言だ!!!!!」っつって。すげえダメなんですけど。

この時点でこの人が「こうしろ」って言ってるのは、「お前は、本当にいつも明日やる、明日やるで今日やんねぇな」って。だから、アウレリウスもFANZA見ちゃってんの。FANZA見るたびに、それを書いて。「本来、俺がやるべきことはこうじゃないよね」っていう。多分、賢者タイムに入っちゃったんだと思うのね(笑)

正にそういう話をしてて。そんな昔の人でもそうなんだよな!!!やっぱな!!!!っつって。ちょっと哲学書読みたくなりましたね。

 

みんな完璧にみえるけどそうじゃないのは流石に、流石になんとなくは判ってるんですよ。流石にそこそこ生きてきたので。

でもなんかそういう別部分でマウント取らないとお前は自分のアイデンティティも認められないのかよ、って大体後で凹むんですけど。

オチはないです。

 

 

なんか久々に書いたら大分口述よりというか日記っぽくなりましたね。書き方、ほぼほぼ忘れてるな……?